「Xmasなんて大嫌い」 (2004年12月放送) 第2弾
「これまで仁が出演したドラマの中で、どの仁が一番好きですか?」 もしも誰かにそう聞かれたら、あたしは多分このドラマ、「Xmasなんて大嫌い」で仁が演じた「北川翔くん」を選ぶと思います。 「恋する青年を演じる赤西仁」に、ほんとうに魅了されたから。 「恋する青年」として捉えた場合、「anego」で演じた「黒沢明彦」よりも北川翔くんのほうが、あたしにはより魅力的に映ったのでした。 それだけに、思い入れのあったこの作品。 勿論その舞台となった街にも個人的に興味は沸いて、急遽ロケ地巡りを敢行したのがKAT-TUNのデビュー直前だった3月のはじめでした。 トンビにアンパン奪われたり(!)しつつ、あまり時間の無い中ひとりでサクサクと巡ってしまったこのドラマのロケ地。 その一部を、今回「関東の親ビン」として慕うさきさん@「めろめろパンチ」と共に再度、巡ることになりました。 とはいえ、当初の予定ではロケ地巡りのメインはあくまでも「新江ノ島水族館」。 このドラマのロケ地は、「水族館に行くついでにちょっと寄ってみましょうか」、くらいのスタンスだったはずでした。 なのに、なんということでしょう。 今回のメインが、まさかこれになるなんて…。 今回の経験は、親ビンの存在なくしてはありえない事でした。 いやほんとうに。 改めてここで、親ビンにお礼を言いたいと思います。 本当に、ありがとうございました。 というわけで 今回のロケ地巡り、スタートです。 |
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待ち合わせのCAFE |
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「何やってんだよ!(怒)」 |
まずは、横浜にてひとりで。 上京初日、ロケ地巡り(別件)とジャニーズフィルムフェスタに行くために横浜で親ビンと待ち合わせしていた私が、ランチの場所にと選んだところです。 2話の最初のほうで、健気な翔くんが我儘な冬海ちゃんを迎えに行ったCAFEでした。 テーブルの配置が若干ドラマと違ってたし、仁の座った席はあいにく塞がっていたのですが、その後ろのテーブルに案内していただいたので、仁が見たであろう目線で店内を見ることができました。 ペット同伴がOKのお店で、可愛いわんちゃんを連れてきてるご夫婦とかが結構いらっしゃいました。 店員さんの感じがとてもよくて、頼んだホットサンドもとても美味しくて、幸せな時間を過ごすことができました。 |
「HAIR SALON栗原」 |
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「はい、着いたよ」 「ポッケ…ど、どこの!」 |
えー、前回にも行った場所。 冬海の自宅である「HAIR SALON栗原」のセットになった理容室です。 明けて2日目、別のロケ地を巡ったあと、夕方近くなってから、江ノ電沿線のこのお店に辿り着いたのでした。 まさかここで、あんな予想だにしない出来事が起こるとは…(笑)。 さて。 前にひとりで来た時は外からの写真を撮るのがやっとで、出てきた店員さんにも「写真撮らせていただいてます」と言う事しかできませんでした。 そんなお店の外で、「ここにほら、翔くんがいたでしょー」などと親ビンに説明していたのですが、すると親ビン 「仁も中に入ったんだっけ?」 なので、「この入り口開けて、『冬海は?』ってお母さんに聞いて、『お見合いパーティーに行った』って言われてショック受けてたじゃないですか。」などと説明しておりました。 すると親ビン 「あ、店員さんと目が合っちゃった…」 Σ( ̄□ ̄;) 親ビン、見すぎです!! |
どうも親ビン、仁が入ったとなると中に入ってみたくなったらしい。 でもってロケ地巡りでいつも写真を撮りまくってるあたしに、中の写真も撮らせてやりたいと思ってくださった…んだと思う。(想像) 「顔剃りもできるみたいだよ」 ハッ…Σ( ̄□ ̄;) 確かに、理容室に女が入るのは難しい。 でも、今はブログの女王眞鍋かをりが宣伝とかもしている「レディースシェービング」 確かにコレは理容室に入る正当な理由だし、何より店の入り口のガラス扉に「シェービング」を宣伝するポスターも貼ってある!!(放送時に貼られていたものとは変わってました) 関西の某姐さんが推奨して以来、ジャニ関連のお友達の中でも密かに流行し、あたし自身もやった事のある「顔剃り」。 …が、ここで? こんな、旅先で? ここで、いくつかの問題がありました。 まず、既に時計は夕方、5時になろうとしていました。 あたしたちはこのあと、新江ノ島水族館に行かなくてはならない。 この日は夜8時まで開いてるとはいえ、あまり遅くなりすぎても何だか入場料が勿体無い。(←せこい関西人の考えることです) そして店内では、おっちゃん二人が髪を切ってもらっている真っ最中。 しかも顔剃りしてもらったとして、ええ年こいた女二人が水族館にすっぴんで行かなければならない。(いや、旅先だったから一応道具一式は持ってましたけどね。) 親ビン「どうする?」 どん「あたし、顔剃ってほしいかも…でも水族館の時間なくなっちゃいませんか?」 が、ここで親ビンが言ったひとこと。 「江ノ島水族館は誰でも行くと思うけど、この店で顔剃りした仁ファンってあんまりいないと思うよ。」 これで、あたしの心は決まりました。(←ネタとして「おいしいもの」に弱い) とうとう親ビンが入り口のドア(仁も開けた)を開き、どのくらい時間が掛かるか聞いてみる。 と、おっちゃん達はもうすぐ終わるので、40分もあればできるらしい。 「やりましょう。」(きっぱり) そうしてとうとうこのおバカな二人は、あのドラマのロケ地となった理容室の店内にまで足を踏み入れてしまったのでした。 |
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冬海やレナが出てきた入り口 「おばさん、こんちは。冬海いる?」 |
お店の中はもう、ドラマそのまんま、といった感じ。 テレビやラジオも、ドラマそのままの位置に普通にありました。 緊張しつつしばらく待ち、順に席に案内されます。 親子でされているらしい理容室で、親ビンは息子さん(前回あたしが言葉を交わしたのはこの方)に、あたしはお母さんのほうに、それぞれ剃っていただく事になりました。 なんとなく緊張したまま席に腰掛けます。(仁が座ったわけではないのに、妙に緊張。)(そしてやはり何だか嬉しい。) お母さんに「泳いできたんですか?」と言われ、「ああいえ、ちょっとフラフラと…」と挙動不審な答えを返してしまうどんちゃん。 …そういえば親ビンとは、何の打ち合わせもしていなかったのでした。 なので勝手に、「観光していて風情のある理容室を見つけたから、ちょっと顔でも剃ってもらう事にしたという体(てい)」でいけばいいんだな、なんて思っていたのでした。 が、そうはいかなかった。 なんと言っても相手は親ビンでした。(意味不明) 息子さんに何か問われるなり 「あの…クリスマスのドラマで…」 Σ( ̄□ ̄;) 言うんかい!!! さらに親ビン 「あれに出てた赤西くんのファンで、探して来てみたんですー」 包み隠さず言っちゃいました。(T▽T) |
ま、もうこうなって(?)しまった以上、しらを切っても仕方が無い。 あたしも腹をくくりました。 こんな知らない人にカミングアウトするのは、ほんとに初めてなんだけど。 で、呆れられるかな、嫌がられるかな、って思った…んですけど。 でも、勿論物凄く驚いてはいたんですけど、お二人とも何だか嬉しそうな驚き方だったんですよ。 息子さん(年季の入ったサーファー風)なんかはもうあからさまで 「ええー!!まじでえー!!!!」 「こんな熱狂的なファンの人初めて見ました!!」 って、ほんと素直な驚きだったんですけど それでも「そうかー」「そうかー」って、なんかちょっと嬉しそうにしてらしたんです。 親ビンが「こういうファンの人、来たことないんですか?」って聞いたんですが、「ないですよー!!!」っておっしゃってました。 そっか、ないんだ。(いや、カミングアウトせずに来てる人がいるかも…とは思うけど) お母さんもニコニコとしながらもとにかくびっくりしてらして。 で、ひとしきりびっくりしたあとには「どこの田舎町かって思ったでしょう?」とか仰ってましたねぇ。 いやいや、風情があって、とても素敵な街だと思いますよ。 そうそう、なんか最近、「浜ちゃんと!」(日テレ系バラエティ番組)のロケでキム兄も来られたそうです。 「使いきりバトル」の対決で、シャンプーして帰られたそうですよ。 (結構な年齢のお母さんの口から「キムキム兄やん」って名前が出るのが、なんか微笑ましかったです。) そんな話を聞きつつも、顔剃ってもらいながら 「ブログにこの事、何て書こう…」 とか思ってたら、なんだかものすごく可笑しくなってきて(自分が)、口許が「ニヤ。」としそうになるのを抑えるのに結構、必死でした(笑)。 お母さん、いろんな話を聞かせてくださいました。 えーと、たとえば 最初に翔が冬海を家まで送っていったあの夜のシーン。 夜中みたいに見えたけど、撮影したのは夜の7時頃だった、とか。(冬だったから7時でも真っ暗だったのですね。) あと、昼間のシーンは朝の6時くらいから撮影してた、とか。 当初は2回のロケで済むはずだったのが終わらなくて、3回やってきた、とか。 山田優ちゃんはとても性格がよさそうだった、とか。 お店の中は、ほんとにどこもいじってないんですって。 帰ってきてからドラマの検証したんですが、ほんとうにあのまんま、でした。 あ、でも、猫がいた(笑)。 そいで、冬海のお母さん役だった方(伊藤蘭じゃなくて・笑)(←内輪ウケ)に理容師としての演技指導をしたのは、あたしの顔を剃ってくださったそのお母さんなのだそうです。 ロケ地を提供するだけじゃなく、そういう事もするんですねぇ。 なんか初めて聞くことばかりで、しかもそれが仁の出たドラマに関わる事なので、いちいち新鮮だし嬉しかったです。 あと、バラエティとかで芸能人の方が来られるような場合、突然来た様に見える場面であっても実は事前に連絡がきていて(「誰が」来る、とまでは言わないらしい)、「驚いてください」とか言われるんだそうです(笑)。 そうなのかあー。 一番嬉しかったのは、お二人が今の仁の活躍をよくご存知だったということ。 「あの時は赤西くんって言われても判らなくてサインを貰おうとも思わなかったけど、あのあと物凄く人気が出たでしょう。まさかこんなになるなんて思わなくてねー」 って仰ってくださってて、一般のファンでない方から見ても今の仁は「こんなに」なんだなあ、って思って、ほんとに嬉しかったですねぇ。 山田優ちゃんもあのあとどんどん知名度が上がったし、「この店に来たあとに人気が出た」っていう事をとても喜んでくださってるようでした。 で、息子さんのほうは「僕はもう、深キョンしか見てなかったし」「KAT-TUNって何度聞いても覚えられなかったし」って仰ってました(笑)。 でも、自分達のお店に来た仁の事を今も気に掛けてはくださっているらしく、こちらが何にも言わないのに突然 「武道館にも行ったりするんですか?」 とか聞かれ(笑) これまた正直に、行きますとお答えしました。(親ビンが。) ちゃんと、仁が関わってるお仕事を把握してらっしゃるんですよねえ。 で、親ビンが「あたしは横浜なんですけど、この人は神戸からで、今日帰ってまた来週出てくるんですよ」とか言っちゃうもんだから、またあらたに「ええええー!!!」ってびっくりされたりしました。(恥) いや、お母さんには話の流れで「神戸」って言っちゃってたんですけど、改めて「来週も神戸」とか言っちゃうと、こう、やっぱりさ(笑)。 やーもう、とことん驚いてらしたんで、いいんですけどね。 そうこうしているうちに顔剃りも終わり、顔もトゥルットゥルに(笑)。 24時間テレビに向けて顔剃りに行きたいなあと思ってたところだったので、もうこれぞまさに「一石二鳥!」って感じでしたねー。 お母さんはもともと横浜の出身だそうで 横浜在住の親ビンとあたしのわからない地元ネタで盛り上がってたり。 とにかくお二人とも、本当に感じのいい方たちでした。 ロケ地にと選ばれたこのお店、壁を真っ青に塗られた建物ですが、この場所でもう70年もずっと理容室を営まれているそうです。 歴史のあるお店なんですね。 機会があったら、是非またいきたいなー、って思います。 親ビンも「まつげパーマも出来るらしいよ」って言ってたし(笑)。 あたし一人では決してできなかったであろう、こんな体験。 ちょっと度胸(?)があれば、楽しい事って起こるんだなぁ…と、しみじみ思いましたです。 勿論、そうして出没するファンを快く思う方ばかりではないとは思うけど。 守るべきマナーを守って、これからも「面白楽しい」ロケ地巡りをしたいなぁ、と改めて思ったどんちゃんでした。 |
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…公会堂? |
オマケ。 理容室の隣の、物凄く趣のある(としか言いようの無い)「公会堂」。 この「…あばら家?」(失礼な)みたいな建物が、撮影時はスタッフさんや出演者の方々の控え室となっていたのだそうです。 「あの隣の、ものすごい『公会堂』がねー、」と、お母さんがとても可笑しそうに話してくださいました。 なんか、仁なんかびくびくしながら入ってそう(笑)。 |
このあと、あと数箇所のロケ地を見るために少し歩いたあと、新江ノ島水族館に向かう為に江ノ電に乗りました。 車内で親ビンに「あたし達こんなすっぴんなのに、水族館で知ってる方とバッタリ逢ったりしちゃったらイヤですね」と言ったところ、 「でもどんちゃん、普段とあんまり変わんないよ。」 と、あっさり言われました。 _| ̄|○ (←いつもちゃんとフルメイクしてるつもりだったらしい…) |
(実施:2006年8月)