EF65−1000番台型直流電気機関車

国鉄EF65形1000番台直流電気機関車
総数139両が長期に亘って製造されたため、細かい仕様変更が生じている。初期製造の車両は東北本線・上越線での運用を考慮した耐寒耐雪装備を有する。1056号機以降は下枠交差式パンタグラフのPS22Bを搭載。1097号機以降はP型500番代置き換えのため、寝台特急牽引用として東京機関区(当時)に新製配置された。重連や寒冷地での使用が殆ど無かった事から配置直後にスノープラウやホース類が外された。宮原機関区や下関運転所に配置された最終ロットは、これら装備が省略済みで落成した(後に広域運用に備え復活装備した車両もある)。近年、定期の寝台特急列車が減少した事もあり、JR東日本とJR西日本の余剰車十数両がJR貨物に売却されている。

JR西日本(下関運転所)では近年、検査入場の際に下回りをグレーに塗装すると同時に、貫通扉上部のわずかな青塗装を省略したものが見られる。貫通扉上部の青塗装は、特急色の塗り分けラインに合わせたものであったが、ごくわずかな部分に過ぎないため、近年省略される傾向にある。よく見ると青とクリームの境目が一直線になっておらず、下のクリームが少し上に突き出しているのがわかるが、一目見ただけではほとんどわからない。

JR貨物のPF型は、コキ50000形改造の100km/h運転対応コキ250000形、110km/h運転対応のコキ350000形を牽引する為に、一部の車両は制動時の空走距離を短縮させる目的で、常用減圧促進改造を受けた。この改造はツリアイ空気ダメの容量を縮小した上での、膨張ダメ及びJB中継弁の設置である。改造当初は被牽引車のコキ250000形に合わせた淡緑色地のナンバーだったが非改造機との識別が困難な為に後にナンバーは赤地へ、非改造機は青地に変更された。CLEブレーキを装備した110km/h運転可能のコキ100系貨車の使用開始後は、促進改造施工機の限定仕業を解除され非改造機と共通で運用に就いている。

1000番台も基本・500番台同様更新工事が行われたが、大宮車両所では正面貫通扉が側面の塗装と合わせられているのに対し広島車両所ではからし色となっている。また、更新当初は塗り分けが3色だったが後の更新では2色となっている。

1988年12月23日
EF65−1001 特急色 東北本線 日暮里付近 貨レ
2007年09月30日
EF65−1002 新貨物色  山陽本線 埴生〜小月
1987年03月28日
EF65−1004 特急色 東海道本線 菊川〜金谷 貨レ
1992年05月01日
EF65−1005 特急色 山陽本線 新下関〜長府 貨レ
2007年05月27日
EF65−1008  貨物色 黄tツ 2082レ 本務機  山陽本線 瀬野〜八本松
2007年06月18日
EF65−1009 白a@2007年06月18日 鶴見線 浜川崎
2007年05月27日
EF65−1010  貨物色 tァ色  幡生操車場 貨レ
1997年01月27日
EF65−1010 貨物色 tァ色 新下関〜小月 
1995年11月03日
EF65−1010 特急色 山陽本線 河内〜本郷


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