平成15年5月初診、自力歩行不安定のために奥様が付き添って来院、ベッド上での寝返りが困難なために治療は座位のまま行う。特に福田−安保理論の井穴、中国頭針療法「舞踏振戦区」を中心に背部、腹部を取穴。週に1回の通院、月1回の採血(白血球像必須)を約束に通院してもらい「両手の振るえ」は4回目で無くなり、2ヶ月頃には1人で通院できるようになり、3ヶ月後には自分でシャツに袖を通しボタンをはめ、靴下もはけるようになり、夜間のトイレもゆっくりだが1人でいけるようになった。採血をお願いしている内科医師によると当初はヤール重症度で4度であったが、15年8月には3度まで改善していると言って頂きました。この方は16年12月24日を最終に、当院の移転に伴って通院できなくなり中断となってしまいました。
下図の左はは白血球像、右はリンパ球数と割合のグラフです。ほぼ1年間10回のデータをとることが出来ました。その後、多くのパーキンソンの方に共通していることですが寒い時には「振るえ」も再発し、体調も悪化しますが、そこであきらめずに継続した方は必ず悪化前の状態に戻ります。精神的なストレスも不安定の基になります。週1回を努力した方には必ず良い経過、結果が出てきます。一般的にはパーキンソン病は改善、パーキンソン症候群は現在より悪化させない、現状を維持できると言われています。グラフ下・写真はマキノ出版・免疫ムックvol.2「爪もみ」療法(定価740円)。の74ページに上記の報告記事が掲載されています。興味のある方はご購読ください。 |