パーキンソン(パーキンソン病・パーキンソン症候群共に)『はり灸』治療が安全で効果があります。
ヤールの重症度分類
1度 左右どちらか一側性の障害。振戦や固縮がみられる
2度 障害が両側性である。姿勢、固縮、無動などが両側にみられる
3度 明らかな歩行障害あり。姿勢反射障害あり。突進現象がみられる
4度 起立や歩行など日常生活動作の低下がいちじるしい。労働能力が失われる
5度 完全な廃疾状態、介護による車椅子歩行。寝たきりの状態
生活機能障害度(厚生労働省)
1度 日常生活、通院に介助を必要としない
1度       〃
2度 日常生活、通院に介助を要する
2度       〃
3度 日常生活に全面的な介助を要し、起立歩行は不能である
症例:77才・男性
 平成15年5月初診、自力歩行不安定のために奥様が付き添って来院、ベッド上での寝返りが困難なために治療は座位のまま行う。特に福田−安保理論の井穴、中国頭針療法「舞踏振戦区」を中心に背部、腹部を取穴。週に1回の通院、月1回の採血(白血球像必須)を約束に通院してもらい「両手の振るえ」は4回目で無くなり、2ヶ月頃には1人で通院できるようになり、3ヶ月後には自分でシャツに袖を通しボタンをはめ、靴下もはけるようになり、夜間のトイレもゆっくりだが1人でいけるようになった。採血をお願いしている内科医師によると当初はヤール重症度で4度であったが、15年8月には3度まで改善していると言って頂きました。この方は16年12月24日を最終に、当院の移転に伴って通院できなくなり中断となってしまいました。
 下図の左はは白血球像、右はリンパ球数と割合のグラフです。ほぼ1年間10回のデータをとることが出来ました。その後、多くのパーキンソンの方に共通していることですが寒い時には「振るえ」も再発し、体調も悪化しますが、そこであきらめずに継続した方は必ず悪化前の状態に戻ります。精神的なストレスも不安定の基になります。週1回を努力した方には必ず良い経過、結果が出てきます。一般的にはパーキンソン病は改善、パーキンソン症候群は現在より悪化させない、現状を維持できると言われています。グラフ下・写真はマキノ出版・免疫ムックvol.2「爪もみ」療法(定価740円)。の74ページに上記の報告記事が掲載されています。興味のある方はご購読ください。
※以下の表はパーキンソン病の病状を評価する二種類の評価表です。