★効率的にダイエットをするための基礎知識
私達は、仕事だけでなくたいへん忙しい毎日を送っています。やはり、どうせやるなら少しでも効率
よく、ダイエットを続けたいものです。当然効果の薄いものに時間やお金をかける余裕なんかないで
すよね。
ということで、是非、ダイエットに効果のある正しい知識を覚えておいて下さい。
基本の大前提は、健康であること
ダイエットの真の目的は、余分な体脂肪を減らし、心身ともに健康になることです。規則正しい生活、
と栄養バランスの良い食事、適度な運動は大原則です。
間違っても、無謀な食事のカロリー制限をしてはいけません。
ダイエットは、ただ体重を減らすのではなく、脂肪を減らすこと!
急に、体重を減らすと、せっかく脂肪を燃焼してくれる筋肉の方が、多く減ってしまいます
筋肉が減ってしまうと、ちょっと食べただけでも、脂肪がついてしまうどうしようもない体になってしまいます
脂肪はどうやって増えるのか、どうしたら減るのかの知識を覚える
当り前ですが、脂肪は、糖質、脂質の摂取量が、消費量より多いと増え、逆であれば減ります
人間のからだは、何もしなくてもエネルギーを消費します。例えば心臓などの内臓の働きです。
これを基礎代謝といい、下表の計算式で、例えば30代で体重50キロの女性であれば、1日の基礎代謝量は
  30代女性基準値22.1 × 体重50キロ = 1,105キロカロリー となります。
ちなみに、これはクリーム系パスタ(900Kcal)、サラダ(100)、ジュース(100)のカロリーにほぼ匹敵します。
何もしなくてもこれだけ消費するので、通勤や仕事や家事など普通に生活するだけでも、500〜1000キロ
カロリーの消費が加算されます。勿論これは仕事の内容なども含めて個人差があります。
従って、食事での摂取カロリーがこれより多ければ、それを上回る運動での消費が必要です。
標準体重やカロリーの摂取量と消費量の関係や危険値を認識する
下の表の通り、体重と伸長の関係は、「BMI」という指標で表されます。この指標は、健康診断の結果にも出
て来ます。「22」を標準として、±2までは正常です。従って、この範囲内であれば、無理なダイエットは返って
健康を損なう恐れがあるので、危険です。それでも、下腹部とか足とか局部的にどうしてもスリムにしたいので
あれば、食事制限はせず、エアロビスクなどの運動によるダイエットとして下さい。
1日の適正な摂取カロリーを認識する
1日の適正な摂取カロリーは、以下の計算式で求めます。まず、自分の伸長の標準体重を求めます。
これに最大は35を、最小は25を掛けます。
例えば、伸長160cmの場合は、
@標準体重 = 160 × 160 × 22 ÷ 10000 = 56.32キログラム
A最大適正摂取カロリー = 56.32 × 35 = 1,971キロカロリー  ⇒ 体重が標準より多いときは80%
A最小適正摂取カロリー = 56.32 × 25 = 1,408キロカロリー ⇒ 下回ると障害の危険
となります。体重やBMIが正常より多い場合は、最大適正量の80%を目安にしましょう。
§体脂肪率削減標準計算式
                       
BMI(ボディマスインデックス)  = 体重 ÷ (伸長 × 伸長)  
  ※22 を 正常とする 表@参照  
   
標準体重 Kg  =  伸長 × 伸長  ×  22<BMI標準値> ÷ 10000  
   
一日摂取適正カロリー  
   
  MAX Kcal  = 標準体重  ×  35<最大値>  
   
  MIM Kcal  = 標準体重  ×  25<最小値>  
   
一日基礎代謝量 Kcal  = 体重  ×  性別年齢別基準値<表A参照>  
   
  ※一日摂取カロリー と 一日基礎代謝量 が同じであれば、運動した分、脂肪が減る計算になります  
   
  表@ 表A  
  BMI判定表 基礎代謝量性別年齢別基準値  
  18未満   痩せすぎ 年齢 男性 女性  
  18以上〜20未満 痩せぎみ 20〜 24.2 23.2  
  20〜24未満 正常 30〜 23.1 22.1  
  24以上〜26未満 肥満ぎみ 40〜 22.5 21.0  
  26以上   肥満 50〜 22.4 20.9  
  60〜 22.0 20.9