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★皮膚や髪の基礎知識を覚えよう |
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孫子の兵法書に「おのれを知り、敵を知れば、百戦してもあやうからず」という言葉がありますが、 |
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アンチエイジングは、まさに老化との戦いです。まずは、皮膚や髪のことと、敵について詳しくなり |
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ましょう。 |
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皮膚の表面には、毛孔と汗孔の2種類の穴がある |
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毛孔は、毛の生える穴で、皮脂を分泌する皮脂腺があります。汗孔は、汗を分泌する汗腺がある穴です。 |
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汗腺は、1センチ平方当たりで390個もあり、全身では200万個以上もあります。その数は、一生変わりませ |
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ん。皮膚の表面はこの2種類の穴から分泌される微量の皮脂と汗の膜で保護されています。 |
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皮脂は、細菌の増殖を防いだり重要なバリア機能を果たしている |
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皮脂は、皮膚の表面のph(ペーハー)を弱酸性に保ち、細菌の増殖を防ぐなどの重要な働きをしています。 |
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しかし、正しい洗顔をしないと汚れと混ざって毛穴をふさいだりして、トラブルの原因となります。 |
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皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3つの組織で構成されている。 |
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表皮は、0.1ミリメートルと他の組織に比べたいへん薄い組織ですが、更に5つの層からなっています。 |
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丈夫な線維性のたんぱく質でできていて、肌をいろいろな刺激から守っています。 |
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その下の真皮は、膠原繊維であるコラーゲンと弾力繊維のエラスチンがあり、肌のハリを保つ働きをしてい |
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ます。一番下の皮下組織は、脂肪でできていて、内臓などを守っています。 |
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一番上の表皮は、角質層や基底層などの5つの層で構成されている |
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表皮は、上から、角質層、透明層、顆粒層、有棘層、基底層があります。 |
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一番上の角質層は、水分を保持するためのケラチンやセラミド、NMF(天然保湿因子)があり、保湿と異物 |
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侵入を防ぐ、バリヤ機能をしています。 |
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一番下の基底層は、新しい細胞を作る基底細胞と、紫外線などから皮膚を守るメラニンを生成するメラノ |
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サイトという色素細胞があります。 |
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表皮は、ターンオーバーを繰り返し、周期は40~60日 |
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一番下の基底層にある基底細胞は、13日に一度細胞分裂をし、徐々に上の層へ上がってゆきます。 |
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そして、やがて一番上の角質層へ出て、最後は角質(垢・あか)となって剥がれ落ちます。 |
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これをターンオーバーといい、周期は40~60日です。従って、しみの原因となるメラニンが基底層で分泌 |
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されても、ターンオーバーによって、上へ運ばれ、やがては剥がれ落ちることになります。 |
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しかし、この周期が正常でないと色素沈着をはじめ、さまざまなトラブルを起こす原因となります。 |
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髪は、皮膚の変化したもので、生命のないたんぱく質 |
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髪は、爪と同じく生命のないたんぱく質の細胞で、皮膚が変化したものです。 |
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表皮がその下の真皮に引っぱり込まれ、毛芽を生じ、やがて毛母細胞となります。毛母細胞は、盛んに |
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細胞分裂を繰り返し、新しい細胞を上の層へ押し上げてゆきます。この新しい細胞は死にますが、角化 |
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(固まること)して髪となります。 |
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髪は、自然に抜けて、また生え変わる |
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1本の髪が生まれて抜けるまでを毛周期といい、男性で約3~5年、女性で4~6年です。 |
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髪の総数は、およそ10万本と言われ、毎日50~70本が自然と抜けますが、また生え変わります。 |
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但し、抜ける本数がこれよりも多いと゛ ヤバイ ゛ということになります。 |
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