佐藤家の縁側風景・夏。
夏に寿也の家遊びに行くと金だらいに水はってスイカ食べながら縁側ですずんだりするのがよろしいかと思います。


「寿也、どっちが遠くに飛ばせるか勝負しようぜ。」
そう言って吾郎君は人の家の庭に向かって勢いよくスイカの種を飛ばした。ああ、君って奴は「遠慮」って言葉も知らないのか。小言のひとつでも言ってやろうかと思ったけれど……まあいい。種の飛ばしあいって一回やってみたかったんだ!

翌年…佐藤家の庭には立派なスイカがたわわに実っていた。
「もしもし吾郎君、スイカ沢山あるから食べに来ない?」
(ENDれすオチ)

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