アルプスの樹氷を表した「光の木」は見ての通りの複雑な構造体です。 まず主幹部分の上に基本構造体(大枝)が展開しておりそこへ中枝が
取り付けられ、さらに中枝の表面に3種類の小枝が取り付けられています。 小枝の各末梢には電球が取り付けられ総数は3万2000個にもなった
そうです。夜になるとこの電球に灯りがともりアルミ製の構築体に反射され、えも言えぬ美しい風景が浮かび上がりました。 



 「光の木」の下には新鮮で冷やされた空気が送り込まれており、アルプスの涼しさを体感しながら休憩できる広場となっていました。電子音楽も流れて
いたそうで、今で言う「癒やしの空間」であったようです。 スイス館と言えばこの「光の木」ばかりに目が行きますが、そのお隣に存在そのものにも
気づかないほど目立たない展示館もあったのです。 この展示館には何が展示されていたのか妙に気になります。



 展示館にはスイスの文化、観光、経済などが紹介されてるセクションと大小2つのレストランとバーがありました。このレストランもバーも内装が豪華だったようで
美しいスイス人女性が接客されていたとのことです。 メニューはスイス料理でジュネーブ風ステーキや子牛ソーセージ等が人気だったそうです。
レストランで美しいスイス人女性にワインをついでもらい、ディナーに舌鼓をうちながら、幻想的な灯りに包まれる光のオブジェを見てみたかったものでした。




Making Process