Reading the tale of legacy CPU 古典電脳物語を読んで Z80編
8085で動いて気分がすごくよかったので次はZ80ボードを作りたくなりました。
Z80は8085と基本的な命令は互換ですが、割り込み関連が異なります。8085のようなBASIC
を動かそうとするとプログラムを変更しなければならない。それでZ80+8251という方向も
考えられたのですが、都合のいいことに古典電脳BASICのAKI-80版と互換性を保てるであろ
うZ80-SIOのフラットパッケージを秋葉原にて発見。AKI-80版BASICのソース見るとTMPZ84C015
の機能はSIOとCTCしか使わず、しかもCTCはボーレートジェネレータのみ。それではSIOの
アドレスを合わせ、CTC設定は無視するように回路を作ればそのまま動くはず。ボーレート
ジェネレータは74HC393で十分。ということで起こしたボードが次の通り。
Z80-CPUはZilog社製のセラミックパッケージ。
Z80-SIOは東芝TMPZ84C43AFです。TMPZ84C015とアドレスを合わせています。
裏面のRS232CレベコンはICL3232。
クロックソースは8085ボードと同じく4.9152MHzの発振モジュールを使用。
それをそのまま使うか74HC393で半分に分周してCPUに供給します。
SIOシリアル通信用は1/8分周固定で使用しています。1/64クロックモードで9600ボー。
プログラムを実行させたところ。九九の表を出力。
めでたしめでたし。
(2009/09/04)
最近入手して動作させてみたZ80です。追加ボードを起こしました。
旧共産圏2品種、上が東ドイツ製UA880D、下がロシア製KR1858VM1(КР1858ВМ1)で珍しい肉抜きDIP。
リードフレームもアメリカや日本と違う形状に見えます。
いずれもBASICが動作しました。
次に上がNEC製μPD780D、下がMOSTEK製MKB3880Pです。
(2010/05/08)
TMPZ84C015も試してみました。秋月キットSuper-AKI80を購入。付属してるCコンパイラ入手の意味
もあります。
ここでROMの選択ですが今さら紫外線消去は面倒なのでEEPROMを使用。鈴商で見つけたHN58V65AP-10。
本体基板にRS232Cレベコン搭載なので自分で追加する配線は最小で済みました。
オンボードの降圧電源ICは使わないので換わりに電源ランプを実装。
AKI-80用BASICインタプリタがあたりまえのように動作。
(2010/5/30)
なお最近MC6800およびセカンドソース入手したのでそっちも動かす予定です。
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