今回は表面実装を多用し、通常は表示管のみをマウントする程度のボードで
コントローラまで実装しています。
これがボードの裏面です。コントローラはAtmega48VのQFPを使用。
DC/DC付近を拡大した写真です。
上部に桁ドライバのトランジスタが見えます。前記IN-14と基本的には同じ回路ですが、
BE間の抵抗は省略しました。トランジスタはMMBTA92(PNP)とMMBTA42(NPN)を使用して
います。Futurelecという業者から買いました。えらくお買い得です。
IN-18端子を基板に挿す部分のソケット端子ですがtycoの2-5332070-9というのを使用。
下の四角くて大きいのがインダクタです。
その上がスイッチングトランジスタで耐圧250Vで3A流せてON抵抗が0.1Ω程度のすぐれものです。
FairchildのFDS2734。動作中も熱は感じられません。
インダクタの左にあるのがダイオードで、SiCショットキー・ダイオードです。
InfineonのIDD04S60C。これを作る前に行った評価実験で同じ程度のSiファースト・
リカバリ・ダイオードと比較しましたが、このアプリでは差が出ませんでした。
値段が高いだけになります。それでも最先端のシリコン・カーバイドのパワーデバイス
ということでありがたや。
ケース考え中。(2007/10/31)
ここで回路図を示します。
まず桁ドライバ。IN-14用回路から簡略化しています。
次にDC/DC。
インダクタはスミダ製で千石電商の地下で買いました。
その右のダイオードですがSiCである必要はなく、例えば鈴商で買える新電元DE5LC40が評価
実績ありでいいかと思います。2SA1313は秋月で買いました。
MC34063Aの1ピンと8ピンに付いている抵抗ですが、保護用に入れています。これを省略し
て直結して使ってる回路も見受けられます。直流的に流れる電流は限定されているのでそれ
もいいかもしれない。しかしゲート容量を充電する時には過渡的に大きな電流が流れるの
で気になり抵抗で制限することにしました。(2007/11/09)