出雲十旗とも称される。出雲国尼子氏の本拠である出雲国月山富田城の外壁を成し、防衛の要となった10の支城の総称。
その第1は松田氏の拠る白鹿城。第2は三沢氏の三沢城。第3は三刀屋氏の三刀屋城。第4は赤穴氏の赤穴城(別称:瀬戸山城)。第5は牛尾氏の牛尾城(別称:三笠城)。第6は米原氏の高瀬城。第7は神西氏の神西城。第8は熊野氏の熊野城(別称:大石城)。第9は真木氏の真木城。第10は大西氏の大西城。
「尼子十砦」と混同されることもあるが、あくまで十旗は防衛の最前線として機能する支城群であり、十砦は月山富田城と十旗を中継する砦を指している。