| 処 理 方 式 | 処理の対象とするDXNの形態 | 技 術 の 概 要 |
| 懸 濁 性 | 溶 解 性 |
| 除去 | 分解 | 除去 | 分解 |
| 生物処理法 |
○ | | ○ | |
| ・ | 一般的にDXNsは生物分解性が低いといわれているが、一方で、DXNsを分解する有用微生物のスクリーニングや単離に関する研究が行われている |
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| 凝集沈殿法 |
○ | | | |
| ・ | 浸出水中のSS分、COD成分の除去を目的とする。 |
| ・ | 浸出水中のSS成分に付着したDXNsは、凝集汚泥に取り込まれることにより除去される |
| ・ | 新・旧の両ガイドラインにおいては「DXNsを含有する浮遊性物質を除去するためには、中性凝集沈殿法(pH=7〜8)が適当」としている。 |
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| 砂ろ過処理法 |
○ | | | |
| ・ | 一般的に凝集沈澱処理の後段に設置され、凝集沈澱処理水中に含まれている微細なSS成分の除去を目的とする。 |
| ・ | 微細なSS成分によるDXNsの流出防止に有効だと考えられる。 |
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| 生物ろ過法 |
○ | | | |
| ・ | 槽内に桂石、多孔質セラミック等の特殊ろ過材を浸漬させ、酸素供給された浸出水を緩速ろ過することにより、有機物の生物酸化分解と浮遊物のろ過を行う。 |
| ・ | SS除去に効果があるため、SS性のDXNsの対策にも効果があると考えられる。 |
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| 活性炭吸着法 |
△ | | ○ | |
| ・ | 一般に水に対する溶解度の小さいものほど活性炭に吸着されやすい傾向があるため、溶解性のDXNsの除去に有効だと考えられる。また、フミン質の除去にも有効。 |
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| 膜分離法 |
MF膜 |
○ | | | |
| ・ | 分子レベルで分離することが可能であり、SSがほぼ検出限界以下になるため、SS性のDXNsの低減に有効。 |
| ・ | 膜の種類によっては浸出水処理にはあまり適さないものや前処理が必要なものもあるため、膜選定や処理フローには留意が必要。 |
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| UF膜 | ○ | | △ | |
| RO膜 | ○ | | ○ | |
| 促進酸化法 |
| △ | | ○ |
| ・ | UV、オゾン、過酸化水素の酸化力を利用して、主に溶解性のDXNsの分解除去を行う。 |
| ・ | 酸化方法の組み合わせや処理条件などにより、処理効率が異なる。 |
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| 触媒法 |
| | | ○ |
| ・ | 二酸化マンガン、二酸化チタン等の触媒を用いて、溶解性のDXNs酸化分解する。酸化剤を併用する場合もある。 |
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| 好気性微生物分解 |
| | | ○ |
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| 超臨界水酸化法 |
| ○ | | |
| ・ | 臨界点以上の水(超臨界水)を溶媒とし、有機物を酸化剤により分解する。PCBなど種々の有機化合物に対し、高い分解特性を示す。元来は固形物を対象とするが水にも適用できる。 |
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| 熱分解装置 |
| ○ | | |
| ・ | 外熱式ロータリーキルンを用いてDXNsを分解する。 |
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| 浮遊ろ材ろ過 |
| | ○ | |
| ・ | ろ材表面にコーティングした物質で溶解性のDXNsを吸着する。 |
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| 蒸発分離 |
| | ○ | |
| ・ | 蒸発蒸留により、DXNsを固化塩とともに分解する。 |
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