幻夜

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 昨日から、東野圭吾の<

幻夜>を読んでいます。彼の<白夜行>を読んだことがありますか?この作品は、その年のミステリー部門の第2位になった作品(ちなみに一位は永遠の仔でした)で、唐沢雪穂という絶世の美女が出てきます。彼女はいわゆる冷徹な悪女で、自分の保身のためなら何でもやるという怖い女性です。そして、絶対に表に出てこない、陰で糸を引いているわけです。今回の幻夜はその続編のような紹介をされています。(ストーリーはまったく別)。

 

 新海美冬という唐沢雪穂と同様な悪女が出てきます。<犯罪の陰に女あり>と言われますが、彼女は自分の立身出世のための、筋書き通りにことが運ぶように、あらゆることをして行きます。淡路阪神大震災の孤児であり、<甘いことを言っていられる身分ではない>という彼女の言葉がそれを物語っています。

  

 

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