深夜の猫

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 小池真理子のエッセイ「深夜の猫」を読みました。彼女は女性の心理(特に中年の女性)をうまく表現しますね。今は「

天の刻」を終わって、「蜜月」を読んでいます。こちらは短編ですが、天才画家の辻堂環を巡る女性達を描き、短編のつながりで一つの物語が成り立っています。そこでも、相変わらず女性の心理をうまくとらえていますが、そのエッセンスは「深夜の猫」のようなエッセイに語られています。作者の小説の中での言動は、エッセイや随筆や伝記などを読むとよくわかります。その人の体験から出ていることが多いからです。

 

 その中の「若さの価値」で、<若いか、そうでないかで人の美しさの価値が決められるなんてたまらない>と言っています。そしてさらに<年齢はその人の生きてきた歴史を物語るものであり、その人を知るための重要なファクターになる。>といっています。私も全く同感です。

 

 このことは言い換えると「女性は年を重ねるごとに美しくなる。」(ただ、美しくなる努力は必修ですが…)このことは、私もかねてから主張をしているわけで、女性の美は若さだけではない。

 

 女性の美しさには外面的なことと内面的なことがあると思います。女性が年と共に美しく輝くのは、この内面が磨かれて行くからです。内面はエステではダメですね(笑)。毎日の過ごし方に目標を持ったり、悩んだり、いろいろな人と出会い話をして行くことで磨かれて行きます。特に、人と会って話をしていく部分が大きい気がします。他人を意識した所に緊張感が生まれ、それをそつなくこなす中に知的なものが磨かれて行くような気がします。あくまでも、<生きた知識>が必要です。

  

 

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