奇跡の海 ラース・フォン・トリアー監督 エミリー・ワトソン |
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◎ 神は実在する。そして、自分を見守り、自分との約束を果たす。夫への愛は、神への愛である。一方的に与えるものである。 ◎ 無償の愛、一方的な愛、母の愛、天童荒太の『家族狩り』結局、口先だけの愛で、自分のための愛でしかない。自分が痛みを感じてもそれを守ってやれ、それが本当の愛だ。命を捨ててでも子供を愛してきたか?命がけで子供を愛してきたか。救おうとしてきたか?自分はどうだろうか?人のためにやるといってもそれは、自分のため(自分の自己満足や気持ちがいい)である。自分に苦痛が降りかかってもやれるか?残念ながら、自分にはできない。 |