ライフ・イズ・ビューティフル(LIFE IS BEAUTIFUL) h13.1 監督:ロベルトベニーニ イタリア映画 1998年ロベルトベニーニ ニコレッタ・ブラスキ ジョルジオ・カンタリーニ 99年アカデミー賞(主演男優賞、外国語映画賞、作曲賞)を受賞 98年カンヌ国際映画祭審査員グランプリ受賞 |
ある日、収容所は撤収を始めるドイツ兵で大混乱であった。その状況を見てグイドは、戦争が終わったことを確信する。グイドは、収容所の兵士があわただしく行き交う中、息子をゴミ箱の中に隠し、必死でドーラを捜す。しかし、ついにドーラを見つけることができず、ドイツ兵に捕まってしまう。連行される姿をゲームであるように息子に見せるために、息子の隠れるゴミ箱のそばを通る時は、手を大きく振り、足を大きく上げておどけて通る。(この表情が悲しく涙を誘う)そして、物陰に連行され、あっけなく殺されてしまう。父が殺されたことを知らない息子は、ドイツ兵がすべていなくなった後も、しばらくゴミ箱の中にじっとしていた。あたりが静まり人の気配がしなくなったのを確かめ、息子は外に出た。そして、収容所の解放のために来た、アメリカ兵の戦車に乗り帰宅する。その途中母と巡り会うが、父が死んだことは知らない。命を犠牲にして、自分を守ってくれた父を彼は、誇りに思うだろう。 |
◎ 母親が、自分の命や安全よりも、家族と一緒に生きたいと願う、そんな家族のきずなの深さに感動した。また、父も自分の命を犠牲にしても息子を守る。私もこんな家族を作っていきたい。 ◎ 主人公のように、過酷な運命に会った時、果たして自分に何ができるか?真剣に考え させられた。 |