メラニーは行く

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 今日、『メラニーは行く』という映画を見てきました。一応ラブコメディとうたっていましたが、コメディとしてはあまり笑いはとれません。きっと、アメリカ人だと一杯笑いのスパイスが利いているのでしょう。私的には軽い恋愛物語と言った所かな?

 この映画のキャッチフレーズは<女の過去は燃えるゴミ>ですが、この何とも謎めいた言葉に惹かれ、それを確かめたいと思って映画を見てきました。結果、燃えるごみどころか、<女の過去は宝の山>というか、<隠された秘宝>とでもいうものだとわかりました。何の事を言っているかわからないよね、それは直接映画館に行って確かめてください(笑)。

 主演は、リース・ウィザースプーンです。彼女をスクリーンでは初めて見た気がしましたが、帰ってからインターネットで調べたら、最近アメリカでは人気沸騰の旬な女優さんだそうです。<カラーオブハート>(私のお薦めビデオです)という素敵な映画がありますが、そこに彼女は出ていたそうです。有名には一日にしてなるわけではなく、過去からの積み重ねがあるのだと思いました。

 彼女はブロンドで、メグライヤンを若くしたようなイメージ(私は、中沢裕子を連想しました)で、色気はないけど、清潔で上品な魅力に溢れていました。メラニーは、アメリカの南部(アラバマ州)生まれで、高校を卒業と同時に幼なじみと結婚、すぐに妊娠(それを彼女は後悔する)し、流産をした後、一年後に家を出てニューヨークへ。その時の心境を彼女は、今のままで終わるのが怖かった、何か自分で新しいものに挑戦したかったと語りました。

 前回見た、『めぐり合う時間たち』の主婦と同じように、結婚をして落ち着く事に女性は不安を持つものだとわかりました。出産、育児、家庭は女性を縛り、ある意味で自分の人生を生きられなくしてしまいますからね、きっと多くの女性が悩む事でしょう。

 ニューヨークで頑張った結果、デザイナーとして成功し、大金持ちと婚約するが、過去に問題があった。そこで、過去を清算するために、生まれ故郷に帰ってくる。これ以上はやめておきます。

 軽く、理屈なしに楽しめる映画です。非常に単純なストーリーですからね。最近こういう単純に楽しめる映画が少なくなった気がします。ただ、映画館の大きなスクリーンで見なくてもとは思いました。また、ことりがこの映画を見たら話をしましょう。

 

 

 

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