ノッティングヒルの恋人
再度見てみましたが、最初よりももっと良かったですね。あの時に感じた以上のものをいろいろ感じました。それは、きっと積極的に見てやろうという意識がそうさせたのでしょう。単調なシンデレララブストーリーではなくて、2度の危機を乗り越えてのハッピーエンド。彼の親友グループの温かさも、映画に彩りを加えてくれました。 まずは偽名についてです。最初は<フリントストーン>で次は<ポカホンタス>です。私は子供の頃、テレビでフリントストーンは、大好きで欠かさず見ていましたし、映画になった時もT、Uと見ました。TVでは石器時代の生活を描いたアニメの題名です。また、ポカホンタスは、ディズニーの長編アニメの題名です。私は見ていませんが、名前だけは聞いて知っていました。主人公の声の吹き替えが、メルギブソンだとインターネットを調べてわかりました。映画の中で、メルギブソンのお尻がおいしいとの二人の愉快な会話がありました。 それから夜のデート。妹の誕生会に参加した後に、深夜、二人で<共同の庭>に入って行くシーンがありました。彼はなかなか柵を乗り越えられずあきらめたのに、彼女は簡単に乗り越えたりして……。そこでベンチを見つけます。そこに書かれていた言葉、正確には言えませんが、<ずっと長く一緒に暮らせたことへの感謝の言葉>だった気がします。それに感動して座るアナ、その時何を考えた事でしょうか?そして、それがラストのシーンで実現をします。これも、なかなかの演出です(笑)。 アナは彼にどうして惚れたのでしょうか?偶然本屋に入ってきたアナ、そこでは商売中心でない、お客中心の彼の対応。特に、万引きをした客への対応が気に入ったのではないでしょうか?そして、ジュースをこぼすという大ハプニング。この二つの偶然が重なり、恋のチャンスが訪れます。そして、玄関先での彼女からのキス。絵に描いたような、素敵なキスでした。これにとどまらず、この映画のキスシーンは素敵でした。さわやかで自然でした。ジュリアロバーツは何といっても、口がチャームポイントですからね。 彼は、最愛の妻に逃げられます。ハリソンホードと似た男と駆け落ちした言っていました。それから、親友の妻が元彼女で、彼女はいい人だけど何も感じないと言っていました。そんな彼に大女優のアナが惚れる、人を好きになるって、人それぞれなんですね(笑)。 ラストシーン。ローマの休日と同じように記者会見の場でした。彼女の告白に傷つくのが嫌だと断った彼が間違いだと気ずき、友達の力をかりてホテルまできます。最初は、英国には明日立つと言っていたのに、彼の姿をそこに見て、愛を確認できると、記者の質問<いつまで英国にご滞在ですか?>に対して<永遠に!>と胸を張って答えます。これが最高によかった。 |