白いカラス

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 アンソニー・ホプキンスとニコール・キッドマンの主演の映画です。舞台が1945年〜現代までの、コールマン(ホプキンス)の半生を描いたものです。彼は、黒人の両親の元に生まれますが、1人だけ肌の色が白く生まれます。その当時は人種差別の激しい頃で、黒人に生まれただけで、仕事の種類さえ差別されていました。彼は、大学の古典学の教授になるのですが、そのために、自分をユダヤ人と偽って暮らして行きます。この自分の人種を偽って生きていくことの苦痛を描いているわけです。

 そんな彼が大学の授業で黒人に対する人種差別発言をしたとして、大学を追われます。(自分が黒人であると言えたら、無実であることが証明できたのに)そんな失意の彼の元に、34歳の妖艶な女性(ニコール・キッドマン)が現れます。彼女こそアメリカがかかえている病根の犠牲者。継父からの性的悪戯、母親からの無視、ベトナム帰りの夫の異常、子供を火事で亡くす。不幸と悲しみを体現した彼女は、それでも懸命に生きている。この二人の恋を中心に展開されていきます。ニコールキッドマンは、妖艶で色っぽいです。映画みながら、<いい女だなあ〜>とため息ついていました。人種差別を扱ったことはわかるけど、でも、難しい映画でイマイチ、何を言いたいのかわからないところがあったかな。

 

 

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