マディソン郡の橋

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 『マディソン郡の橋』は私もビデオで見ました。この映画は不倫ブームのはしりみたいな映画ですね。最後に主人公の主婦がカメラマンについていかなかった、その意外性が面白かったですね。行かないことで、二人の秘め事が良い思い出になった。きっと、行けばその思い出さえもなくなると思います。夢は現実になると共に色あせていきます。カメラマンも不倫相手としては魅力があるけど、夫としては……。

 主演のクリントイーストウッドは、昔はマカロニウエスタンで大活躍をしていましたが、もちろん紫は覚えていますよね。イタリア製の西部劇のことを、マカロニウエスタンと言っていたわけですが、それが一時代を作りました。迫力ある銃撃戦(主人公以外、ほとんど死んでしまう)が売りでした。私もその迫力が好きでよく映画館に行きました。

 「マディソン郡の橋」の泣かせどころは、きっと主婦がカメラマンの誘いに「行きたいけど行けなかった」辛さでしょう。家庭を捨てるのは、子供を捨てることですからね。きっと、女性の立場から言えば、夫より子供の方が大きな障害だったんでしょう(笑)。

 

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