踊る大捜査線2

映画の目次へ 

 


 今日「踊る大捜査線2」を見てきました。土曜日のせいか、はたまた映画の評判のせいか、劇場はお客さんで一杯でした。客層は学生から中年の夫婦までと幅広かったです。私は大の「踊る大捜査線」のファンで、テレビも欠かさずみていましたし、「1」も見ました。特に、前作がものすごく良かったので、今回も凄く期待をして見に来ました。

 でも、期待をすると裏切られますね。特に前作が良い場合はそれが極端な気がします。期待しなければ、日本映画、それも娯楽映画としてはまあまあの評価なんでしょう。私は途中で寝るかどうかで映画を評価していますが、3時間近い映画でしたが、眠たくはなりませんでした。(結構疲れていたから、いつ寝ても不思議はなかったのに……)

 前作と比較して、面白くなかったです。このドラマのコンセプトは「警察庁(エリート官僚、キャリー)」と「所轄署(落ちこぼれ、ノンキャリアー)」の対立ですが、それが極端に描かれ、そこまでやるか?と思わせてしまいました。現実感があってこそ、対立が面白いのですが、あそこまで行くと<喜劇>の世界です。

 それと連続殺人の犯人と犯行の動機があまりにも安易です。刑事ドラマは観客に推理をさせ、一転、二転、さらにドンデン返しの、変化に富んだストーリーで、観客を引きつけなくてはなりません。さしたらアクションも見せ場もなく平坦に進んで、そのまま終わってしまいました。

 

上に戻る