ピンポン

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 この作品<ピンポン>(窪塚洋介主演)を見て、感動で涙を一杯流しました。わかっているのに、スポコンの青春物には弱いんですよね。私も中学までは、野球に命を(ちょっと大げさかな?)かけていた時期もあったから、何か通じるものがあります。一つのことに打ち込む純な気持ちが心を打つのかな?

 ペコとスマイル。前陣速攻(攻め)とカット(守り)がそれぞれの人生(生き方)とオーバーラップしていました。表舞台とそれを支える裏方、ヒーロー(スター)になるのは、華が必要で、持って生まれた天分(宿命)みたいなものも感じる。それを、スマイルは知っていた。潔い人生を見ました。

 華があるかないかは、努力でどうこうできる問題ではありません。生まれつき(天分)のものです。ちょっと極論を言いますが、何かに秀でて<世に出る>人は、時期は遅くても必ず出ると思っています。それがスターというものです。凡人は努力である程度の所まで行くが、最後の一線が越えられません。必死で超えようと努力するけど、そう意識すればするほど超えられません。超えられる人(天才)はなんの意識もせずに超えられます。気がついたら超えていた、そんな感じなんでしょう。私は、そんな限界を何度も感じています。
 

 

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