ティムバートンらしく、ファンタチックで心温まる映像と雰囲気の映画でした。おとぎの国の家のような作りと原色の壁の色、空の上から俯瞰した街並みは、人間の動きもなぜかロボットのようです。 エドワード(デップ)は、人造人間で未完成品、なぜか、手が大きなはさみでできています(笑)。不便この上もないこの手、でも、その手がめちゃくちゃ器用で、荒れた植木は、動物や人間の形になるし、美容師としてのカットの腕は天才的、氷の塊も一瞬の内に芸術品にしてしまいます。 彼は、心がピアで純粋、素敵な娘キム(ウィノナ・ライダー)に恋をします。二人の心温まるラブストーリーです。 最初は物珍しさもあって、街の人気者になるが危険な変わり者と誤解されると、手のひらを返したように地域は冷たく突き放します。 デップのうまさが光ります。細かい顔の表情や身体の動きが絶妙です。顔のメークがきつくて、彼だとわからない(笑)。せっかくの2枚目が台無しだけど、とにかくうまいです。 この作品が、デップの出世作だと言われています。 キム役の(ウィノナ・ライダー)は、この映画が縁で、ジョニー・デップと婚約しますが、後に解消します。 |