普段は一緒には行かないのですが、カードのポイントが14あったので誰かを誘わなければもったいなかったので、とりあえず一番身近にいる人を誘いました(笑)。 9時半から12時近くまでの上映で、半田コロナでは、一番大きな劇場に半分くらいの入りこれはこの映画館としては凄いこと、やはり、この映画はヒットしているんですね。 とにかく面白い。映画館で自分が声を出して笑ったり、他の人の笑い声を聞くのは、そんなにあるものではありません。それがたびたび起こったのですから、いかにこの映画が面白かったかわかると思います。 一人一人の俳優は、誰もが主役を張っても良いように実力の持ち主、映画を良いものにするには、役者の力が大きいといまさらながら実感しました。 上質な喜劇、いやエンターテイメント映画と言えるでしょう。役者のギャグやおどけたしぐさで笑わせるのではなく、ストーリーやキャラクターで笑わせる。「笑いの大学」や「ラヂオの時間」と同様の三谷幸喜ならではの手法。さすがです。 星は、☆☆☆☆です。 とにかく、出演者が凄い。役所広司 松たか子 佐藤浩市 香取慎吾 篠原涼子 戸田恵子 生瀬勝久 YOU オダギリジョー 原田美枝子 唐沢寿明 津川雅彦 伊東四朗 西田敏行 等 今の日本を代表するするような役者の勢揃いです。そして、それが単なる顔見せに終わらず皆、良い味を出していました。 一流ホテルの大晦日の夜に、個性の強い客と従業員が演じる人間ドラマ。最初は、バラバラに起こっていて、なんのつながりのないように見える一つ一つの人生ドラマが、だんだんと繋がり、いつしか収束をしていきました。 最近ちょっと楽しいことないなあ〜 と落ち込んでいる方にはお薦めです。 ******** その中で特に良かったのは、篠原凉子演じる所の謎のコールガール。金髪のカツラと豪華な毛皮と、明らかにそれとわかる女性が超一流ホテルで客引きができるわけがないのですがそれが、ぴったりはまってしまう所が不思議ですね。彼女のコケティシュで小悪魔的な魅力が十分活かされていました。筆耕係のオダギリジョーと芸能プロの社長役の唐沢寿明という2枚目を、そこまでさせるかというほど意外なキャラクターにして遊んでいました。カツラの使い方で、人は変わるものです(笑)。 youが歌手出身であることが、初めてわかりました。彼女の歌、なかなか良かったです。でも、あのドレス姿が、鶏ガラのような彼女にはちょっと辛かったかな? この映画の主題は、客室係の松たかこが言う、「自分の思っている通りにやれば良い」ですね。どんな結果になっても、自分が思ったとおりにやったのであればそれで良い。 自分を偽らずに、自分に正直に生きて行こう、そんな気分にさせてくれた映画でした。 |