ゲロッパ

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  h18.5.5日(金)、金曜ロードショウで「ゲロッパ!」を見ました。出演は西田敏行、岸辺一徳、常磐貴子、監督は井筒和幸です。井筒監督は、映画その他の辛口批評で、今やテレビタレント並みに活躍する存在、だから、彼がどんな映画を作るのか一度見て見たかった(笑)。それがこの映画を見た理由です。そして、結論を言えば<お主、なかなかやるな>でした(笑)。

 タイトルの「ゲロッパ!」は、70年代ファンク・ミュージックの帝王、ジェームズ・ブラウンの名曲「セックス・マシーン」の歌詞から。その歌詞にある「Get up!」は、日本人には<ゲロッパ>と聞こえることからきたとか……。と、検索したら出ていました。私はJBはよく知りません。

 親子の情愛を描いた作品です。明日は刑務所(刑期5年)に入らなければならないやくざの親分。その親分に思い残すことがないようにさせようとする子分。その決め手が、親分の大好きなジェームスブラウンの誘拐でした。

 そこに、総理大臣のスキャンダルと25年前に別れた娘との再会を絡めて、涙と笑いのエンターティメントに仕上げています。

 今や、本当の親子愛はやくざの世界にしか残っていない。そんな寂しい結末で映画は終わりかと思いきや、やはり、親子の血のつながりは深く強かった。この監督、日本人の心情を知り尽くしていて、笑わせどころと泣かせどころを心得ていました。おかげで、気持ちいい涙を一杯流させてもらいました。

 25年ぶりに会う娘(常磐貴子)が、ものまねショウを企画する会社の社長、たくさんのそっくりさんと、その舞台がラグーナ蒲郡であったことが蒲郡出身の私には一層楽しませてくれました。

 

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