辛辣な書評を書くジャーナリストの彼女、きっと夫に対しても厳しかったのでしょう。夫は家庭では、色兼備の女性ではなくて、やすらぎのある女性を求めたのかな? 予期せぬ離婚に打ちのめされ、生きる意欲をなくした女性が、イタリアのトスカーナに旅行をした時に、気に入った家をみつけて買ってしまいます。その家を修繕しながら、だんだんとその地域になじんでいきます。その家を修繕しながら起こるいろいろな出来事、恋、親友、隣近所とのつき合いによって、しだいに自分の人生を取り戻して行くという物語です。 人によって傷ついた傷を癒すことができるのは、人とのつながりの中でしかない、そんなことを実感させてくれました。 |