奥様は魔女

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1964年から1972年までアメリカで放送されていたドラマで、日本でもテレビ放送をされていました。年代的には東京オリンピックから大阪万博のあたり私は中学から大学生の青春時代になります。日本の高度成長のまっただ中、ある意味では日本が一番輝いていた時代。そして、未来に夢と希望がもてた時代です。

 「奥さまの名前はサマンサ。そして旦那様の名前はダーリン。ごく普通の二人は、ごく普通の恋をし、ごく普通の結婚をしました。でもただ一つ違っていたのは、奥さまは魔女だったのです。」こんな、ナレーションでドラマは始まっていました。

 主演した映画が相次いでこけた、映画スターのジャック(ウィル・フェレル)は、起死回生のために、テレビドラマ「奥さまは魔女」に主演することになります。その相手役は自分が引き立つためと、ずぶの素人のサマンサ役を探します。そんな矢先、その役にぴったりの女性が彼の前に現れます。彼女の名は、イザベル(ニコール・キッドマン)。でも、彼女は本物の魔女でした。

 この映画、ニコールキッドマンを見るだけでも価値のある映画です。可愛くてキュートな魔女役を軽々と演じていました。彼女はどんな役でも見事に演じてしまいますね。大女優の貫禄です。白いカラス、コールドマウンテン、インタープリターとは全く違っていたけど、どれも共通しているのは魅力的であること。彼女のちょっとがに股風に歩く姿は今回も健在でした(笑)。それにしても、彼女は綺麗ですね。ますます、その美貌に磨きがかかってきます。年と共に魅力的になる彼女、先が楽しみです。

 相手役のウィル・フェレルは、初めて見るの俳優でした。決して2枚目ではないけど、味わいのある男をうまく演じていました。

 ラブコメは良いですね、肩が凝らないし、ハッピーで幸せな気分にしてくれます。私は、キッドマンのラブコメは初めて見ました?他にもあるのかな?

 そう言えば、子供の頃このテレビドラマだけでなく、アメリカのドラマが一杯ありましたよね。「ルーシーショウ」「サンセット77」とか……。あそこに描かれる、アメリカ社会、アメリカの家庭生活が日本人の憧れでした。そんな、昔のことも思い出せてくれる、なつかしいドラマのシーンも一杯見られました。要所要所にそんななつかしい場面を入れる映画の構成もうまいですね。

 私はキッドマンの綺麗さばかりでなく、映像がものすごくシャープでクリーンだった気がします。何度も何度もおかしくて、吹き出すシーンがあって、思わず声を上げていました。おしゃれで粋なラブコメでした。

 昔「奥様は魔女」を見ていた人、映画は楽しく笑えるものが良いという人そして、何よりキッドマンが大好きな人はお薦めです。

 

 

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