本格的なホモの映画を見たのは初めて(笑)。男同士が本気に愛し合うシーンは、迫力がありかなりショッキング。強烈なキスシーンが何度もありました。 この映画の題名である、<ブロークバックマウンティン>は主人公である二人のカーボーイが、若い時に知り合ったワイオミングにある山の名前。そして、年に一度一緒に過ごした思い出の山でもあります。 一夏だけ、羊を大自然の中に移動しながら放牧する仕事。そこは、二人だけの大自然での生活で外界と遮断された世界、で、いつしか二人に愛が…………。 でも、それではあまりにも安易、きっとそれ以上に二人はひかれるもの、いやもっと潜在的なものがあったのでしょう。 放牧の仕事が終わった時、心を鬼にして二人は別れ、遠く離れた町で素敵な女性と恋をして子供までできます。この一見平和で、なに不自由なく暮らしているように見えた生活、でも、いつしか……。逢ってはいけないと思う気持ちとは裏腹に、ひかれあっていく二人。 二人の関係が妻にわかり、離婚という家庭の危機に見舞われたけど、それでも、愛しひかれあっていく二人。その関係は、セックスを越えて、人間としての<愛>みたいな崇高なものをそこに感じました。 |