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 8月27日(日)に半田コロナで見てきました。朔太郎的には、星は☆☆☆(3つ)です。

 映画を見ている時から、猛烈にうどんが食べたくなり、帰りにコンビニによって、「ごんぶと」の天ぷらを買いました。皆さん、<ごんぶと>知っていますか?ごんぶとは、私の好きなインスタントのうどんです。(麺は生麺で腰があります。)インスタントとはいえ、なんなかの優れもので私に言わせれば<いずみ庵>よりおいしい。チャリチョコを見て、板チョコ。udonを見て、<ごんぶと>と、単純な男です(笑)。

 この映画に引かれたのは、まず主演がユースケ・サンタマリアであったこと。私は彼の軽いキャラクターが好きです。前回の、<交渉人真下正義>も良かった。さらに、監督が<踊る大捜査線>の本広克行であったこと。でも、一番大きいのは<うどん>が好きだったからかな(笑)。

 2〜3年前(?)に、たしか讃岐うどんブームがあり、私もテレビのグルメ番組で、一杯100円で全てセルフサービスのうどん屋の話を熱心に聞いていました。その時のブームの様子を伝えた実話だそうです。

 うどんブームの火付け役となった、タウン誌の記者である主人公。彼は、讃岐うどんの製麺所の長男で、夢のない世界が嫌で、うどんを打つしか能のない父親とけんかして家を出て、アメリカでお笑い芸人として一旗あげようとします。でも、世の中はそんなに甘くなく、挫折して家に帰って来ます。

 帰ってきてから、アルバイトのタウン誌の記者になり、讃岐うどんを紹介している中で、だんだんとうどんを打つ、父親の気持ちがわかってきます。

 そんな、うどんを通しての父親と息子の物語です。エンターティーメント映画ですから、理屈ではなく、ただ楽しめば良いと思います。

 共演の小西真奈美がかわゆい。トータス松本(ウルフルズ)が良い味出していました。

<「小麦粉」×「水」×「塩」>でできる讃岐うどん後は、足で踏んで手打ちとする。何よりも腰が命です。

 ブームの去った後のさびしさ、祭りはいつまでも続くものではない、という言葉が胸に浸みます。ブームによって、讃岐うどんの味がどんどん落ちていくことも、人ごとではないと思いました。

 

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