2001年宇宙の旅
スタンリー・キューブリック問題作。
アポロ11号が月に行く前年の1968年に公開されたそうで、その宇宙の描き方は、NASAの協力のもと、最新の科学技術に裏打ちされたもので、今見ても決して色あせていません。というか、超えている部分すらあります。
とにかく難解な映画でした。ほとんど何を言わんとするのかわからず、途中で眠たくなるし最悪でした。後でインターネットでどういう内容の映画かを調べてようやくわかりました。
この映画が公開された当時は賛否両論があって、(私は否の方が遙かに多かったのではと思います。それは、よくわからない映画であるという理由で……)問題になったけど、今では高い評価を得て、歴代の名画ベストテンには必ず上位にランクインしています。それは、この映画が芸術性の高いものであると評価されたわけです。
これは、芸術としての映画、つまり、誰にでも簡単に理解できる映画ばかりでいいのか?という問題をも投げかけてくれました。
まあ、難しい内容は別にして、この時代にこれだけの宇宙を描けたのは、奇跡的だと思います。今の時代は、CGを駆使してのSFXが全盛ですが、その時代の先駆的な作品として価値がある映画だと思います。
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