アバウト・ア・ボーイ

  「アバウト・ア・ボーイ」はヒュー・グランドが主演の作品です。

　ウィル（ヒュー・グランド）は38歳の独身。今はやりの「結婚しない男」。

　親の遺産のおかげで仕事もせずに独身生活を楽しんでいます。全ては自由で自分の思うまま、自己完結型の今の生活が気に入っていて、永遠に続けたいと思っていました。

　恋も適度に楽しんでいたけど、別れのストレスを感じないためには、シングルマザーが自分の気楽な恋の相手には最適と、出会いを求めるために、自分はバツイチで息子がいると嘘をつき、シングルマザーの会へ入ります。それによって、気楽な独身生活を脅かす存在
マーカス少年と知り合いになります。

　少年とつき合う中で、ウィルは自分に欠けていたものに少しずつ気づき、だんだん°と変わって行きます。

　中年で自己中のちょっとさえない役、これをさわやかに演じられるのは、ヒュー・グランドだからでしょう（笑）。

　自分に欠けていたものとは、＜自分を必要とする人＞。それに囲まれて生活をすること。それは、今まで自分がうっとうしいと避けてきたことですが、それが、充実した人生をいきることだと気がつきます。