ハイ・フィデリティ HIGH FIDELITY
この映画を見るきっかけは、ジャックブラックの「スクールオブロック」にジョーン・キューザックが出ていたことです。彼女はこの映画では私立高校の校長先生役でした。スレンダーでキュートな顔立ちの彼女は、朔太郎の好みの女性でした。
その彼女の弟がこの映画で主演をしたジョン・キューザックです。おまけに、この映画には彼女とジャックブラックも出ていると聞いたので、さっそくこのDVDを借りて見てみました。
音楽オタクの独身男が、本当の伴侶を捕まえるまでのラヴ・ストーリー。
彼は中古レコード店を経営していますが、そこで働いているのが、音楽オタクで、超こだわりのジャックブラックです。相変わらず、天才的な演技を見せ、最後には、ロックを歌って決めてくれました。
30代のロブ・ゴードン(ジョン・キューザック)は中古レコード店を経営し、それなりに安定した独身生活を送っています。
でも、同棲相手の信頼しきっていたローラが突然出ていったことでショックを受け、過去に失恋した女性たちを訪ね、失恋をしたのは、自分の何が問題だったのかと聞いて行きます。
これがなかなか面白い。 時間が経っているせいか、冷静に相手を見ることができ、その時に気がつかなかったことがいろいろわかってきます。
振られたと思っていたら、実は自分が振っていたり、その時は輝くばかりに素敵な女性だと思っていたのに、今は、単なる自己中女であることがわかったり……。
このように、男は自分の過去の恋を振り返り、反芻をして自分を責めるものです(笑)。
題名のHIGH FIDELITY ( ハイ・フィデリティ)とは英和辞典によりますと
1.忠実、誠実2.原物そっくり、真に迫っている事、迫真性 3.忠実度 a high fidelity
receiver(高性能受信機、ハイファイ)ということで、映画の題名の意味としては、3に近いような気がします。
彼はローラがどうして自分を捨てて他の男の所へ行ったのか知りたくて仕方がなかった。
そのために、過去の恋愛ベスト5など作って彼女たちに、自分のいけない点を聞いて回っています。彼女たちの言動や行動を鋭く受信し、それを細かく分析して答えを自分なりに見つけています。そんな所が、高性能受信機を思わせます。
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