ミート・ザ・ペアレンツ２　(2004)　MEET THE FOCKERS

　主人公グレッグが恋人の両親に会いに行くのが前作。そして、今回は恋人の両親が、彼の両親に会いに行くという物語。

　まあ、普通の両親だったら特に問題はないと思いますが、何しろ両親役が、ダスティン・ホフマンとバーブラ・ストライサンドですから問題が起こらないわけがない（笑）。　まして、彼女の父親役はロバート・デニーロですから……。

　ジャック（ロバート・デ・ニーロ）は相変わらずの頑固親父。思い込み、偏見がはげしい。ＣＩＡの本領の発揮して、グレッグに自白剤まで打ってしまいます。隠し子問題を引き起こしてしまいます。

　バーニー・フォッカー（ダスティン・ホフマン）はとにかくおせっかいで、グレッグのためにと思ってやったことが全て裏目にでて、そのたびに反省をする。でも、反省もすぐに忘れて、またお節介を焼く。陽気で明るくシャイな男、ジャックと好対照です。

　ロズ・フォッカー（バーブラ・ストライサンド）は大人の色気ムンムンです。彼女はセックスカウンセラーで、老人のセックスについてアドバイスをする、このことが最後にはジャック夫婦を救します。それにしても、フォッカー夫婦の、開けっぴろげなラブラブは異様でした（笑）。

　日本人なら、両親に挨拶に行ってもせいぜい１〜２時間のこと。それが、アメリカでは家族総出で２〜3日もその家に泊まってしまうのだから、問題が起こるのが当たり前。でも、その問題をなんとなくクリアーしていけたのは、二人の固い愛でした。