21グラム

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21グラム h19.1.2

 「21グラム」とは何か?
人間は生きている時と死んだ時では体重差が21グラムあるとか。それが何であるか?「魂」「人間を人間たらしめているもの」「内なる神」と、いろいろな表現ができると思いますが、何かあることだけは確かです。

 ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ(キングコング)ということで、レンタル店に行くたびに気にはなっていましたが、暗くて重いイメージだったので、手を伸ばすことができませんでしたが、今回は思い切って借りてきました。

 数学の教授であるボール(ショーン・ペン)は、妻と別居していましたが、心臓移植を契機に妻と再び暮らし始めます。表面的にはうまくいっているように見えますが、自分たちの子供が欲しいと強く願う妻は、人工授精まで考えます。しかし、明日をも知れぬ彼にとっては、その事が苦痛でなりませんでした。

 一方クリスティーナ(ナオミ・ワッツ)は、ひき逃げのために、一瞬にして愛する夫と二人の娘を亡くし、生きる目的をなくします。その辛さをまぎらすために、覚醒剤を使うほどの荒れた生活をしていました。

 自分の心臓は誰のものかを突きとめずにはいられないポールは、私立探偵を使って調べ、自分の心臓の提供者が事故で死んだクリスティーナの夫のものだと知ります。

 そして、運命のように二人は出会い、いつしか恋に落ちますが、ポールの命は心臓の不適応から、余命は後1ヶ月でした。

 ナオミ・ワッツはキングコングとは全く違った感じで、悩み苦しむ人妻役を好演していました。
 

 

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