ロード・トゥ・パーディション

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 ロード・トゥ・パーディション(2002) h18.1.30

 題名のパーディションとは、妻のおばさんの家がある地名です。追っ手から逃れて、息子と共にここへたどり着くまでの物語です。

 映画館で見た時は正直言って、あまりよくわかりませんでしたが、再度DVDの吹き替え版で見たら、よくわかりました(笑)。

 マイケル(トムハンクス)は、ギャングのボス(ポール・ニューマン)に実の息子のように可愛がられていました。それをねたんでいた、実の息子(ダニエル・グレイブ)によって愛する妻と息子を殺されます。

 その復讐を堅く誓う彼のために、組織から殺し屋マグワイア(ジュード・ロウ)が差し向けられます。その殺し屋から息子と共に逃げ、復讐のチャンスを窺う彼らはまさしく<子連れ狼>です。

 そういえば、子連れ狼の拝一刀も、妻を殺されての復讐、公儀という大きな力に単身立ち向かいます。

 息子と一緒に銀行強盗するシーンが楽しかった。いわば正義のための強盗だから、見ていて気持ちがす〜〜としました(笑)。

 それにしても、殺し屋のジュードロウは凄いですね。あの2枚目が跡形もなくなりました。役作りとはいえ、頭の毛をむしっていますよね(笑)。彼は見るたびに違った役柄を見事に演じています。あっぱれな役者です。

 ラストで、おばさんの家に着いて一安心と言うところで、マイケルが殺し屋に殺されてしまうけど、あの予想外の展開もよかった。

 そして、息子が最後に世話になった農場に帰って行く所も良かった。
そうあって欲しいと願っていたから……。
 2度見ることで、ギャングが殺し合うだけの映画ではなく、「父と子」の感動の物語であることがわかりました。
 

 

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