ホワイト・オランダー h18.11

　題名のホワイト・オランダ―とは、白い夾竹桃のことで、強く美しくあるために、毒を放つ花です。まるで、主人公の少女の母親のように……。

美しく支配的な母親が恋人を殺害して逮捕されたことで、里親を転々とすることになる少女の心の自立と母との葛藤を描いた作品。主人公の娘に、新人のアリソン・ローマン。
その母親にミシェル・ファイファーです。


少女が人間として成長をするための記録。強い影響力をもつ母親からの束縛を逃れ、少女が人間として自立していくための物語。子供を自分の思うままにコントロールしようとする母親からの脱出。

ミッシェルファイファーの強さ、一癖も二癖もありそうな女性。目の輝き、顔の表情、自信と傲慢さが表れている。

人を自分の思うままにコントロールしたい。それができなくなると、恋人を殺してしまう。
刑務所の中からでも、面会にきた娘に対してもコントロールしようとする。

里親に行った家族を壊してしまう。それは少女の美貌と母親の影響。母親の呪縛を解くために、母親が一番嫌う少女になる。

新人のアイソン・ローマン。きれいでかわいい、透き通り肌や優しい顔立ち。
レニー・ゼルウィガー。弱い女性、影響をされる女性。