インソムニア

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インソムニア(2002) h18.11.10

 監督は「メメント」のクリストファー・ノーラン。出演はアル・パチーノ、ロビン・ウィリアムズ、ラリー・スワンク、

 題名のインソムニアとは、不眠症という意味だそうです。24時間太陽が沈まないアラスカの白夜の田舎の町で起こった、17歳の少女の全裸死体。

 この難事件にロスから二人の刑事が派遣され事件の解決にあたる。ドーマー警部(アルパチーノ)と相棒のハップ刑事だった。

 ただ、この二人の刑事は内部監察より過去の不正を追及されていて、特にドーマー警部はハップの証言を嫌がっていた。そんな時に、犯人のミステリー作家ウィンチ(ロビン・ウィリアムス)を捕まえるチャンスが訪れ、霧深い山小屋へ行くが、間一髪の所で犯人をとり逃がす。それを必死で追う刑事達。そこでドーマー警部は誤ってハップを銃殺してしまう。

 事故であったが、自分が故意に殺したと疑われると考えたドーマーは、ウィンチに罪をなすりつけるように偽装工作をする。

 こんなばかな考えに陥ったのは、白夜で寝られなかったせい……。そして、それに追い打ちをかけるように、ウィンチからすべてを知っているとの電話が……。そして、ますます不眠となり、優秀な刑事の神経を蝕んでいく。

 アルパチーノが一癖ある優秀な刑事を好演していました。独自の正義感を持ち、自分が正しいと思う時は、証拠をねつ造してでも、自分の信念を貫いてしまう。そんな強さとは裏腹に、同時にその事を後悔して常に心の傷として片隅にある。そして、その過去のことがばれるのを恐れるあまり、次々とうそを重ねていく。

 ロビンウィリアムズ。彼が悪人をやったのは初めてみました(笑)。

 ヒラリースワンク。
シャープで狼のような野生の目が印象的でした。
 

 

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