アンタッチャブル(1987) h19.1.19
1930年代のシカゴを舞台に暗黒街のボス(アル・カポネ)に立ち向かう若き財務官
ネス(ケヴィン・コスナー)とその仲間アンタッチャブルの戦いを描く。出演はケヴィン・コスナー、ショーン・コネリーほか。それにしてもすごい俳優を揃えたものだ。
ケヴィン・コスナーが若い。パーフェクトワールドの時に比べて繊細でシャープな感じを受ける。
初老の警官マローン(ショーン・コネリー)がこの中で一番格好良かった。不正を嫌い、それでも現状から逃げずに一警察官として働いている、そんな孤独に生きてきた、彼の再生のドラマでもある。彼はシカゴ警察の中で、唯一けがれていない警官
そのくらい、カポネの影響力と警察の腐敗はひどかった。
ネスとマローンの他にストーン(アンディ・ガルシア)とウォレス(チャールズ・マーティン・スミス)を加えた4人は“アンタッチャブル"(手出しのできぬ奴ら)と呼ばれた。
なかなかしっぽを出さないカポネ、どうしても彼を逮捕し、組織を壊滅したいアンタッチャブルは、ついに、組織の裏帳簿を手に入れる。これによって、カポネを所得税法違反で起訴でき有罪となれば最高懲役は26年となる。
でも、それには帳簿係の証人が必要。深夜の駅にカポネの手下に厳重に守られた証人が現われる。そこで、有名な階段でのベビーカーのシーン。
銃撃戦は必死。そこにベビーカーを引く母親が…。このシーンはらはらドキドキさせました。そして、ネスの苦悩とカポネを逮捕するという強い決意が感じられたシーンでもありました。
証人を確保して、いよいよ裁判。でも、カポネは陪審員を全員買収していました。
それに気づいたネスは裁判長を脅し、陪審員を全員変更させ、裁判はネスの大勝利に終わります。
カポネの逮捕のためなら、法に背くことでもやるネスの強い決意が感じられます。
殺し屋をビルから突き落とすシーン、そして、裁判長が賠審員たちの変更を受け入れないと、カポネの帳簿に裁判長の名前がのっているとうそをついてまで陪審員を変更させます。
禁酒法とは1919年に成立した、アメリカ合衆国の法律。
合衆国の領土内における酒類の製造・販売・輸出入を禁じたもので、(飲酒そのものを禁止するものではなかった)それが密造酒やアル・カポネなどの暗黒街のボスを産む原因になったので、1933年に廃止された。
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