間宮兄弟

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間宮兄弟 h19.3.12 dvd

間宮兄弟をDVDで見ました。ほんわかと心が温かくなるような映画でした。私的には、☆3つです。

 この映画は映画館で見たいと思っていましたが、見逃してしまいました。見たいと思ったのは、ドランクドラゴンの塚地がでていること、そして、監督が森田芳光であったことです。で、原則として新作は借りないのですが今回は特別に借りて見ました(笑)。

 私はドランクドラゴンのファンでして、彼らが最初に<エンタの神様>に登場してきた時には、その斬新で個性的なコントに感動を覚えたものです。コントは全て塚地が作るそうですが、彼は笑いに対しては天才的なものをもっている気がします。(人柄も良さそうですし……)

 こんなに仲の良い兄弟が世の中にはいるのか?と思えるほどに仲の良い間宮兄弟。私には妹が一人いるのですが、それほど仲がよくありません。また、自分の子ども達を見ていても……。異性の兄弟はダメなのかな?とも思いますが、やはり人によるのでしょうね?

 親子、兄弟、夫婦という家族が仲良くやっていくことの難しさを最近は強く感じますから、仲の良い家族を見ると、どうしてそんなに仲が良いの?と思ってしまいます(笑)。

 子供の育て方に問題があった、ほんとうにそうかな?どこに原因はあるのでしょうか?自分自身の心の持ち方、考え方、生き方にも関係がある気もします。

 間宮兄弟の兄は明信(佐々木蔵之介)、弟は徹信(塚地武雅)で、東京のマンションで一緒に暮らしています。兄はビール会社でビールの味の研究員、弟は小学校の用務員をしています。

 でこぼこコンビで兄は長身、弟はデブです。いわゆるオタクで、乗り物、音楽、グルメには、超がつくこだわりと知識の持ち主です。そして、女性にはもてずに30の半ばまで独身できてしまいました。

 兄はビデオレンタルショップの店員(沢尻エリカ)が好き、弟は小学校の先生(常磐貴子)が気になっています。ある日、二人を自宅のカレーパーティに誘いますが、絶対に断られると思っていたのに、予想に反して二人が参加してくれることになり、兄弟は有頂天になり、いろいろと期待をします。でも、二人とも恋人がおりました。果たして、兄弟の恋の行方は……。

 間宮兄弟のお母さんに中島みゆきがでていました。自由奔放でこだわりのない母親役をうまく演じていました。この親にして、この兄弟あり。そんなことを実感させてくれるような、良い味出していました(笑)。

 もてない男の日常をたんたんと描いていました。その気持ちは<もてない私>だけに、ものすごくよくわかります(笑)。でも、この兄弟、もてないことに悲観したり、もてるために迎合することがないのが良いですね。どこまでも自分らしさを捨てないで、誠実一途に愛して行こうとします。

 傷ついても、慰めてくれる兄弟がいる。一緒にご飯を食べ、一緒にDVDの映画を見る。反省会などと称して、今日の一日の出来事の話をする。私などは、こんな関係はうっとうしいと思ってしまいますが、世の中には、いろいろなタイプの人がいるんですね(笑)。
 

 

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