ロッキー・ファイナル

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ロッキー・ファイナル h19.5.3

ロッキー・ファイナルを見てきました。最後のロッキーから何年が経ったでしょうか?
シリーズも回を経るごとにマンネリとなり期待をして見ると、がっかりをさせられたことを覚えています。でも、不思議なもの、時間が経つとあの興奮をもう一度と思うものです(笑)。

定番というのは、それはそれなりに楽しいものです。ちょうど水戸黄門の印籠のように、結果がわかってることの安心感がそうさせるのでしょう。

ロッキーは、逆境に負けずに、過酷なトレーニングを積み、強敵に立ち向かう何度もリングで倒れ、もう駄目かと思う時にエイドリアンの励ましの声で立ち上がり、一気に挽回をし、勝利を納める。

今回もほとんどその通りですが、エイドリアンが死んでいるから、その変わりが息子ですね。

スタローンはいくつになったのでしょうか?往年の鋼のような肉体とはいかないまでも、同じくらいの世代の私としては、驚きと羨望の肉体です。やはり、日頃の鍛錬のたまものでしょう。そんな姿が、映画の中のロッキーとダブル所がありますね。

ただ勝負は50代の引退したボクサーと30代の現役チャンピョンだから、相当の無理があります。チャンプの傲慢さと油断をついての戦いです。10ラウンドを2対1の判定でチャンプの勝ちとする所が憎いですね。実質的には勝っていた。それを自分も息子も、周りも知っている。それで十分なわけです。

ロッキーの息子。親父の威光の影に隠れて萎縮しています。もう自分は駄目だと思っている。それを励ます意味でもあったわけです。大きなものに挑戦し、それに向かって努力する、打たれても打たれても耐えて、あきらめない。そうすれば必ず勝つ。
これは、だめ息子への復活のアドバイス、それも体を張っての。☆は3つです。
 

 

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