ナイト ミュージアム h19.3.21
ナイト・ミュージアムを安城コロナで見てきました。安城コロナにあんなに広くて快適な劇場があったのか?と驚きました(笑)。そんな広い劇場に子供を中心に、3/4の入りです。春休み中の祝日ということを考えても、この映画は人気があり大ヒットをしていることは確かです。
予告編では、夜の博物館の展示物が動き出しててんやわんやの騒動が起こる……。ここまでは知っていました。映画も始まってすぐそうなりましたが、ちょっと退屈で眠気が襲ってきましたが、しばらくして、一気に挽回し眠気も吹っ飛びました。
展示物が動いて面白い、ただそれで終わるのではあまりにも脳がない。この映画の良さは、どうして展示物が動きだしたのか?彼らの悩みとか心配事とか、言いたいことを主人公の警備員が勉強をして気持ちを理解した上で、解決する所が良かった。そして、ラストには予想外の泥棒も加わって、てんやわんやの楽しさの上に、感動的なものをもった作品に仕上がりました。
自然史博物館の展示物の動き、本物以上の迫力があり、ユーモアもあって、笑わせてくれました。私的には、☆は3つです。映画は楽しむためにあり、この頃ストレスが溜まっていて、何も考えずにただ笑いたい人にはお薦めです。そして、なにより親子で見るには最適の映画でしょう。
主人公のラリー(ベン・スティラー)は、バツイチのダメ男です。別れた妻の元にいる息子のニッキーと会うことだけを楽しみに生きています。息子に偉大な父と思われたいと、日夜努力をしていますが、行動が伴わずかえってマイナスになっています。
そんな失業中の彼が自然史博物館の夜警の仕事につきます。でも、その夜警の仕事は、彼が考えていたことと違い、とんでもないものでした。前任者の3人の老いた夜警は、その夜を限り、問題解決ののマニュアルを残して去っていきます。
そして最初の夜、博物館の中の展示物(恐竜のホネに、物のはく製、過去の偉人達の人形やジオラマ、そしてモアイやミイラ………)が一斉に生き返り動き出します。
ラリーも最初はびっくりし、為す術もなく立ちつくしていましたが、次第に落ち着き問題解決マニュアルを見て必死に防戦をしますが、とても太刀打ちできません(笑)。
そして、夜が明け、これではいけないと思った彼は、インターネットを使い、彼らのことを知る努力をし、彼らの気持ちになって、なんとか対策を練って行きます。こうした努力のかいがあって、無事に博物館の夜警を勤めて行くことができるようになります。
そんな平穏な日々を破ったのは、元の夜警の3人組が、純金のモニュメントを盗みだしたことからです。それがなくなると、展示物は動くことができません。それでは大変と、その盗まれたものを、全員で協力して探し出します。その中の中心メンバーとして、米国大統領セオドア・ルーズベルト(ロビン・ウィリアムズ)の活躍と、歴史的には敵対関係にある者が協力して行く姿が面白かったです。
ラリーは単なるダメ男ではなく、自分の能力を発揮できる仕事がなかっただけで。
彼は自分の力を発揮できる仕事をみつけ、それを息子に見せることで、父の偉大さを知らせます。そして、素敵な恋も芽生えます(笑)。
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