デブラ・ウィンガーを探して h18.12
『女優業は結婚と両立できるか?』
このテーマについて、女優のロザンナ・アークエットが、34人の女優にインタビューをして回る、ドキュメンタリー映画。いわゆる熟年女優達の本音のトークが魅力的でした。演技力のある女優は、頭も良く、しっかりした考え方を持っていることを改めて、知らせてくれました。
両立をするには『バランスが大事。』
子供が第一優先だから、どんなに良い役が来ても断る勇気が必要。それが後になって大ヒットすると、ものすごく残念、でもそれは後悔とは違う。
自分の年齢に合った役柄の女性を演じたい。でも、そのチャンスが今の映画界にはなく、今は大人の女を演じるような映画が作られない傾向があることがさびしい。
年と共に演じるられる役が変わってくる。だから、整形は絶対にしない。なぜなら、30代、40代の自然な顔の女優が一人もいないと困るから。
胸の大きさで役が決まったり、業界の人と寝ることで役がもらえる現状。男中心の業界の批判と、そういうバカな男が多いことに対する憤り。
今のハリウッドでは、女性中心の映画がほとんどなく、女性がもらえる役としては、誰々の恋人役になってしまう(笑)。
ここに登場する女優に共通しているのは、頭が良いということ。ちゃんと自分の意見をもって、しっかり人に伝達できること。そして、魅力的で輝いていること。
メグライヤンも出ていました。いろいろな人から、どうしてしまったのかとよく言われる。
でも、そんなことはなくて、自ら仕事を絞って年に一本だけにしている今が一番充実している。
インタビューの中で、プロの女優がうまいと感じる女優を何人か上げていました。ちなみに、それは、<メリルストリーブ><ジュリアンムーア><ケイトブランシェット><スーザン・サランドン>です。さすが、納得の人選ですね。
34名のインタビューの内、私の知っている女優はジェーン・フォンダ ウーピー・ゴールドバーグ ダイアン・レイン グウィネス・パルトロー
ヴァネッサ・レッドグレイヴ メグ・ライアン シャロン・ストーン デブラ・ウィンガー です。
この映画の題名となった、デブラ・ウィンガーとは、「愛と青春の旅立ち」で海軍士官学校の生徒(リチャード・ギア)との恋をする女性の役を演じていました。
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