ボーン・アルティメイタム

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 ボーン・アルティメイタム h19.12.2 半田コロナ

 「ボーン・アルティメイタム」を12/2半田コロナで見てきました。
ボーンシリーズ三部作の三作目ということで、
一作目しか見ていない私にわかるかな?と心配していましたが、
非常にわかりやすい内容で理解できました。

 アクション(特にカーチェイス)はものすごく迫力がありましたが、
一番の見応えは、ボーン(マットデイモン)の
知的な行動(CIA組織の裏をかくような……)です。
日曜日の昼下がりにも関わらず、眠気に一切襲わず
映画に集中ができました。
まさに、「楽しむための映画ですね」(笑)。
朔的には☆は3つです。

 3部作の一作目しか見ていない、
それもはるか以前にDVDで見ただけでした。
そこから、元CAIの部員が何らかの理由で組織から追われている。
そして、その部員は記憶がないので、
なんとか記憶を蘇らせる努力をしている。
その程度の知識だけでした。

だから、題名の<ボーン・・・>は、
主人公の名前(ジェイソン・ボーン)から
きていることを初めて知ったくらいです(笑)。

で、このボーンシリーズの三部作の題名には、
難しい英語が使われているので、
どんな意味があるのかな?と思って
インターネットで調べて見ました。

@ ボーン・アイデンティティ
 …記憶を失ったボーンが、真の自分とは何かを探す。
A ボーン・スプレマシー
 …ボーンが一作目の追われる立場から、
 追う立場に変わり、ボーンが優位に立つ。
B ボーン・アルティメイタム
 …組織(CIA)への最後通牒。
 題名からだいたいのストーリーが見えて来ます(笑)。

 この映画の最大の特徴というか、
面白さは「逆転の発想」です。
一般的なアメリカ映画は、CIAは正義で、
それ以外のロシアのKGBやテロリストと戦うというものです。
でも、今回はCIAが悪であり、
CIAから敵だと思われているボーンが、
その追求をのがれ、悪であるCIAをやっつけるという発想が面白い。
アメリカも随分変わったものです(笑)。

 それとボーンの知的な雰囲気
(マットデイモンのイメージもそうである)が良いですね。
そんな彼を反映してか、ラストも普通のスパイ映画だと
悪い奴らをすべて殺して、主人公だけ残って終わりというのが、
多いのですが、
この映画は、悪人達を生かしておき、
法的に決着をつけるという所も、現実的で良かったと思います。

 究極の暗殺者を育成する、
CIAの極秘計画「トレッドストーン計画」に選ればれた
最強のスパイが、ジェイソン・ボーン(マットデイモン)である。
だが人間的な心を取り戻し、その誤りに気づいたボーンによって、
その危険な計画は闇に葬らる。
その結果、その計画を知る彼の存在は邪魔者となり、
CIAから次々に暗殺者が送り込まれる。
その暗殺者から逃れ、わずかな手がかりを頼りに、
自分の失った記憶(真の自分)を取り戻し、
CIAの巨悪に挑戦をする物語。
 

 

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