ヘアスプレー h19.10.26 東浦イオン
ヘアスプレーを見てきました。
最初のシーン、空から大都会の俯瞰
そして、だんだんと近づいていく、
これはウエストサイドストーリーのパロディかな?
60年代を代表するミュージカルである「ウェストサイドストーリー」と
趣は違うけど、決してひけをとらないミュージカルでした。
ただ残念なのは私の知っている曲がなかったことです。
それにひきかえ<ウェストサイド>の方は
見る前からほとんどの曲を知っていました。
知っている曲、ヒットしている曲があるのとないのでは
盛り上がり方に大きな差があります。
最高にご機嫌な映画でした。
昼食直後だったけど、映画が始まると同時に、
眠気が覚め、画面に集中させられました。
60年代のシンプルなリズムの歌とツイストがいいですね。
初めて聞いた曲ばかりだったけど、
親近感があり、す〜〜と自然に入っていけました。
ヘアスプレー会社がスポンサーである音楽番組で
欠員のオーディションがあり、
それに応募する、チビでデブの16才の少女
トレーシー(ニッキー・ブロンスキー)。
彼女はハンディを克服し、
その持ち前の明るさと人の良さで合格するという、
恋あり友情あり家族ありのミュージカルでした。
朔的には☆3つ半で、60年代の音楽と
ミュージカルの好きな方にはお薦めです。
人種差別の問題とも真正面から取り組んでいました。
60年代とは、アメリカの人種差別問題の過渡期。
この暗い問題を明るくポジティブに描いていた所が良いですね。
私が子供の頃見ていた、ザ・ピーナッツや
クレージーキャッツが出演していた
<ザ・ヒットパレード>を見るような感じでした。
そういえば、あの頃はヘアスプレーをよく使いました。
私も今では信じられないくらい髪の毛が豊富で、
超ハードタイプのヘアスプレーで、
髪の毛が崩れないようにしていました(笑)。
今は、そんなヘアスプレー流行らないのかな?
それにしても、すごい俳優が一杯出ていました。
主人公のトレーシーの母親役で、ジョン・トラボルタが、
そして、ミシェル・ファイファーや
クイーン・ラティファ(シカゴの女看守)が出ていました。
ジョン・トラボルタの女装は、見事としかいえません(笑)。
あの超肥満の体型にはどういうからくりがあるのかな?
あんなに太れるわけがないし……。
でも、あの肥満体型で、あれ程踊れるのですからやはりすごいですね。
彼が主演したミュージカル<サタディナイトフィーバー>は1977年、
<グリース>は1978年で、一世を風靡しました。
今は私とほぼ同じの54才です。
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