めがね

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めがね h19.10.6 名演小劇場

 10/6日(土)名演小劇場で、
俳句&小筆の講座が終わってから見てきました。
この映画なんともなんとも不思議な映画です(笑)
評価が二分されると聞きましたが、その意味がよくわかります。
疲れてしまって、いやされたい、たそがれたい人にはお薦めで、
朔的には☆は3つでした。

 映画の中で頻繁に出てくる<たそがれる>という言葉が
象徴をする映画でした。
<たそがれる>皆さんこの意味わかりますか?
私はなんとなくわかる気がします。
昔は何もせずにぼーとしていたことがありました。
今考えると、無駄に時を過ごしているわけではなくて、
ものすごく大事なことだったとわかります。
今のようにゆとりがなく、時の追われるのではなく、
時を待たせるような贅沢な時間が必要であり、
それは人間の再生であります。

 海だけがきれいで、他には何も観光スポットのない島へ、
「携帯が使えない所へ行きたい」という理由で、タエコ(小林聡美)が
この島のペンションに泊まります。
そのペンションのオーナーと従業員(もたいまさこ)、
そして、そこに出入りする女教師との心のふれあいを描いた作品です。

単調でゆったりとした癒しの映画で、
途中ちょっと眠気に誘われてしまいました。
それがなにより癒しの映画だったことの証拠です。

 出演者全員がめがねをかけています。
それはどういう意味があるのでしょうか?
めがねをかけているとは、本来の自分ではない。
だから、メガネを外し、本来の自分へ戻れということなのかな?。


 「かもめ食堂」の荻上直子監督の作品で、引き続き小林聡美が主演です。
そして、謎の女性役の<もたいまさこ>はいつもながら、
しゃべらないけど、ものすごい存在感がありました。
 

 

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