幸せのちから　h19.9.24 DVD

　貧乏のどん底から、希望を捨てずに努力した男の
サクセスストーリーです。
主人公のクリス・ガードナー（ウィル・スミス）は実在の人物で、
単なるサクセスストーリーではなくて、
父子の愛情を中心に描いていたのが特徴で、それが良かったと思いした。
彼の息子への愛情はすばらしい。
そして、息のぴったし合ったふたりであったが、
実は息子役はウィル・スミスの実の息子でした。

　クール演技が売りのウィル・スミス
（バガーバンス伝説、最後の恋の始め方）でも、
この映画の役では時には熱くなることもあった。
そして、彼は映画の中で走ってばかりいて、
そのことが彼の人生を象徴しているような気がした。

　最新の医療機器を投機のために、たんまり買い込み
それを毎日病院に売りに行く。
でも、なぜか全く売れない。
そんな計画性のない夫に愛想をつかし、
妻は子供をおいて出て行ってしまう。
あげくは駐車料金の滞納のために、収監までされ
ホームレスになって息子と彷徨う。

　自分は高校しか出ていないが、数字に強いことに気づいた彼は
最後の挑戦をする。
それは、証券会社の養成講座に参加して、
投資アドバイザーとなってその会社に就職すること。

　でも、その会社の養成講座は厳しく、
半年間の養成の後、20人の内、たった一人だけが
採用をされるというもの。
さらに、それまでは無給であった。

　最愛の息子との二人三脚でがんばり通す彼。
果たして、彼は採用をされるのか？