ヴァイブレータ

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ヴァイブレータ(2003) h19.12.13 DVD

この映画は、アルコール依存症の女性レポライターと
長距離トラック運転手が織りなす、行きずりの愛の物語を描いた作品で、
寺島しのぶは、第46回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞しました。

朔的には☆は3つです。
どちらかと言えば、<やわらかい生活>の方が良かったです。
この映画の主人公も、どこにでもいそうな中年の女性、
まさに、寺島しのぶの本領発揮です。

主人公の女性は、過去の出来事から、心に大きな傷を持っています。
もっとも今の時代、心に傷をもっていない人の方が珍しいのですが‥‥。

主人公は31才になる、フリーのルポライターである
早川玲(寺島しのぶ)です。
彼女は、自分に自信がなく、不眠症で悩んでいます。
それを改善するための方策として
過食して嘔吐を繰り返しています。
そして自分に執拗に語りかける、自分の声が常に聞こえていて、
それから逃れたいと思っています。

そんな時、コンビニで偶然あった、
長距離トラックの運転手である岡部希寿(大森南朋)に一目惚れし、
自分から進んで彼と行動を共にします。
この二人の3日間の旅を描いていますが、
大型トラックでの旅を航海と呼んでいました。

寺島しのぶのヌードやベットシーンが何度もあり、
その旅にドキッとさせられました。
まさに、彼女にとっては体当たりの演技です。
セックスに関する言葉も一杯ありましたが、
彼女が言うとなぜか自然で、いやらしさがありません。
寺島しのぶには不思議な魅力があり、
私にはものすごくセクシーに映ります。

誰でもある心の傷、それをほんの一瞬癒すこと。
自分の心とヴァイブレーター(共振)する人間を見つけ、
一緒に旅をすることで癒された3日間。
結局二人は別れたが、それによって彼女は何か良いものを掴んだと感じます。

 

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