チャーリー・ウィルソンズ・ウォー h20.5.25 半田コロナ
チャーリー・ウィルソンズ・ウォーを半田コロナで見てきました。
私にとって映画の楽しみの一つに、
非日常的な気分を味わうことがあります。
食事、服装、住まい、それととびきりの美女と
贅沢の限りをつくす主人公を見ることは
ものすごく楽しいことです。
現実は到底無理ですから、せめて映画の中だけでも、
ゴージャスな気分を味わいたいものです。
そんな男の欲望もそれなりに叶えてくれる映画でした(*^_^*)。
アメリカテキサス州選出の下院議員チャーリー(トムハンクス)は、
酒と女が大好きな、お気楽議員に見えますが、
それでいてまじめで誠実な面をもった政治家でもあります。
まさにトムハンクスにぴったしのはまり役、
どこか抜けていて、人が良くて、安心できる、
誰からも愛される人物です。
そんな外交委員会の委員である彼が、
ひょんなことから、アフガニスタンの難民とふれることで、
アフガンへの軍事支援の主役となり、
ついにはソ連軍を撤退に追いやる英雄になります。
彼の議員秘書はなぜかプレイボーイ紙のモデルのような美女ばかり、
後援会の人から、どうして、美人ばかりを秘書にするのと聞かれて彼は
「タイプは教えることができるが、おっぱいは生まれつき」
この言葉、セクハラですね(^_^;)、
でもなかなかのウィットに富んだ言葉です。(*^_^*)
共演のジュリア・ロバーツは、
テキサス州で6番目の富豪であるセレブ、
超がつく反共産主義者で、
アフガンへのアメリカの軍事支援を訴える急先鋒であるジョアンの役。
チャーリー議員に強い影響力を与えます。
フィリップ・シーモア・ホフマンが、
アクの強いCIAの捜査官で出ていました。
相変わらずのすばらしい演技で、
途中まで彼とは気づきませんでした。
国際的な政治ショウ
その神秘の舞台裏を見ることができます。
朔的には☆は3つで、お薦めです。
明るい笑いの中に
アフガンの悲惨さもしっかり入れていて、
自分の所を棚に上げて、ソ連軍を徹底的にワルにしています。
まさに、アメリカらしい映画ですが、
ロシアからクレームがつかないのでしょうか?
アフガニスタンへのソ連軍の浸入は、1979年から1989までの10年間で
撤退の3年後にソビエト連邦が崩壊するのですから、
大きな意味のある戦いです、アメリカのベトナムのように……。
崩壊の大きな原因は、アフガニスタンでの
莫大な軍事費の支出(200億ドル)と
多大な人的被害(1.5万人の戦死、7.5万人の負傷者)があります。
これによって冷戦の時代が終わり、
民族紛争、宗教紛争、そして国際テロの時代へと
大きく変わっていきます。
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