エディット・ピアフ

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エディット・ピアフ 〜愛の賛歌〜 dvd h20.3.9

 エディット・ピアフ 〜愛の賛歌〜をDVDで見ました。
この作品で、本年度のアカデミー賞の主演女優賞を
マリオン・コティヤールがとりました。

 私はエディット・ピアフをよく知らないので、
どれほど似ていたかはわかりませんが、
本人になりきっていたことは確かで、違和感が全くなく
ほんもののような感じで見ていました。
でも、歌はどうしていたんでしょうか?
(歌はピアフのもので、口ぱくだったのかな?)
ピアフの自伝を、時を前後して描く手法で映画は進んで行きます。

 ピアフは1915年にパリのベルヴィルで生まれます。
 大道芸人の両親は、彼女は子供の時に離婚し、
母に育てられていたが、母親の身勝手で捨てられ、
父方の祖母の経営する娼館に預けられます。
そこで、若き娼婦に自分の子供のように育てられますが、
その平穏な日々も、父親の都合で消えます。
そして、父と共にサーカスの一員へと加わりますが、
それも、父親の短気のためにだめになり、
その日の暮らしを維持するために歌わざるを得ませんでした。
そんなある時、路上で歌っているのを
有名なクラブのオーナーに認められて、クラブでデビューをし、
その才能を開花させて行きます。

 「愛の賛歌」は越路吹雪の歌で知っています。
<シャンソン>とは、女の哀しさ、弱さ、恋する女を歌うもの、
物語となっていて、ピアフが自分の人生と重ねていく所が良いですね。
彼女の独特の巻き舌と声量が心に響いてきます。

 ストレスから酒におぼれ、
その傲慢さから友人をなくす。
そしていつしか薬物へ依存し、孤独な世界のうちに死んで行く。
世に出る天才は、ほとんど同じような運命をたどります。
 

 

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