マイ・ブルーベリー・ナイツ h20.4.2 安城コロナ
マイ・ブルーベリー・ナイツを見てきました。
この映画は、<花様年華><2046>を作った、
ウォン・カーウァイ監督の作品で、
本年度カンヌ映画祭のオープニングを飾った作品でした。
朔的には☆は3つ半でお薦めです。
あらすじを簡単に述べれば、失恋した男を忘れるために、
NYを旅立ち、その旅で成長した女性が
真の愛を得るためにNYに戻ってくる物語です。
エリザベス(ノラ・ジョーンズ)は、
好きな男に女ができて捨てられます。
その男の未練を引きずって、
男の行きつけだったNYのカフェに毎夜やってきて、
残り物のブルーベリーパイを食べています。
そのパイの甘酸っぱさと、
店主のジェレミー(ジュード・ロウ)のやさしさが
傷をいやしてくれてました。
ふたりの心がふれあったと思えた時、
突然彼女はNYから姿を消し、自分探しの旅にでます。
そこで出会った人々とのふれあい、関わり合いを通して、
自分を成長させ、いつしか失恋の傷も癒え、
その男を忘れると共に、新しい恋をつかんで行きます。
平面的で単純なラブストーリーではなく、
旅先での二つのエピソードを絡めて、
主人公が人間として成長していく姿を描いていく手法が、
とても新鮮でよかったです。
この旅によって、彼女は失恋のわけを知ります。
それは愛ゆえに、知らぬ間に相手を縛ってしまっていたことを
一つ目の出会いで知ります。
そして、もう一つの出会いで、人を信じることの大切さを知ります。
ここに、ラスベガスの女性ギャンブラーとして
ナタリー・ポートマンが出てきますが、
彼女には華がありますね。
登場することで、一気に画面に花が咲きました。
主演のノラ・ジョーンズはグラミー賞の8冠に輝く歌姫です。
cafe&レストランの店主役、ジュードロウが格好良く魅力的でした。
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