舞妓Haaaan!!! 

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  舞妓Haaaan!!! DVD h20.2.28

 日本アカデミー賞の主演男優賞に、
この作品の阿部サダヲがノミネートされていたので、
どんな映画かなと思って見てみました。

 とにかくメチャクチャに面白い映画です。
そのテンポの速さ、変わり身の早さは小気味よく、
見ているものを飽きさせません。
何が出てくるかわからない、
まさに玉手箱を開けるような楽しみがあります。
超ナンセンスで、一つ一つが現実には
あり得ないことだとわかっているけど、
それが小気味よいテンポでつながっていくと、
ついつい引き込まれてしまいます。

 宮藤官九郎の脚本で、劇画やギャグ漫画の世界を
映像化したような手法を使っていました。
主演の阿部サダヲが実にうまい、
生き生きとしていて、水を得た魚の如しです。
娘とこの映画の話をした時、彼が他の作品には出ていて、
名脇役であることを知りました。
この映画が彼の映画初主演だそうですが、
その下地はあったわけです。
朔太郎的には☆は3つ半でお薦めです。

 主人公の公彦は、京都の修学旅行で迷子になり、
困り果てている時に、舞子に優しくされたことから、
舞子の大ファンになり、その専門のサイトをつくって
舞子に会える日を待っていた。

 舞子遊びをして野球拳をすることが彼の夢であった。
その夢の実現のために、念願の京都支社に転勤が決まり、
勇んでお茶屋に出かけるが、
そこは、一見さんお断りの世界(紹介のないお客はお断り)
信用がいる世界で、単に金持ちだけでは上がることができない。
そこで、発憤をして仕事を頑張り、社長に連れられてようやく店に上がる。
でも、そこにはプロ野球選手の好敵手がいた。
そのライバルとの熾烈な戦い。
野球選手になったり、俳優になったりと‥‥。

 阿部サダオの演技が光り、脚本の宮藤官九郎が冴えています。
出演は、阿部サダヲ、堤真一、柴咲コウ、小出早織です。
 

 

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